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観劇、LIVE覚書

恋するブロードウェイvol.3  30140301

恋するブロードウェイvol.3

EX THEATER ROPPONGI
2014.02.28〜03.02

構成・演出 鈴木勝秀
音楽監督・演奏 森俊雄
スーパーバイザー 岡幸二郎

太田基裕
大山真志
小野田龍之介
海宝直人
菅俣翔
内藤大希
西川大貴
法月康平
味方良介
(敬称略)


春だ!恋だ!ブロードウェイだ!!のテンションですっかり春仕様ででかけたら東京はまだ冬でした。
関西暖かかったんだけどな・・・。まあ、会場の熱気がすごくて外に出たとき気持ちいいくらいで丁度良かったです。

vol.1から三年、何もかもがパワーアップしていて驚きの連続でした。
何より嬉しいのが物販があったっていう・・・(笑)
そこ?って感じだけど、1の時はグッズどころかパンフすらもなくて涙目でしたからね。
チラシをまとめる帯がセトリになってて、危うく捨てそうになって慌てたのも今では懐かしい思い出です。
そういえば、セトリは今回もアンケートに別紙添付されてたけど、パンフにまとめられないのは著作上の何かがあるのかな?2はどうだったんでしょう。
さて。四方山話はさておいて。
いつものことですが、あくまで個人的な感想なので記憶違いや間違い、思い込みが激しいです。


一幕
Don't stop Believing
Mr.cellophan
Touch Me
One Song Glory
僕の願い
Suprise Suprise
Passeggiata
Santa Fe
Dyin' Ain't So Bad
Wig in A Box
20世紀Fox_mambo

二幕
☆Disnyメドレー
Nothing
Tommorrow
踊り明かそう
But Not For Me
Happy Talk
Superstar
Suppertime
そばにいて
Everything's Coming Up Roses
☆You can't Stop the Beat
☆民衆の歌

アンコール
Don't stop Believing
(☆印はセトリに記載のない曲で覚えてられたものです。順番は不明)


”ミュージカル大好き!音楽大好き!イケメン大好き!
そんな皆様のご期待にこたえる新しいステージの幕開けです!”
こんなうたい文句だったvol.1。
ミュージカルライブがどんなものかもわからなかったのでかなりドキドキしていたんですが、3を観た今、1では製作側もかなり手探りだったのかな〜なんて事を思いました。
それくらいガラッと変わったステージ。
ショーとしての楽しさは勿論。一本の舞台を観たような重みがあって、満足度がとても高かったです。

開演前のアナウンスがキャストによるもので、最初が味方くん、菅俣くんの年少コンビ。続いて小野田、内藤、大山、西川さん、法月くんの五人。終演後のアナウンスが海宝、もっくんの年長コンビでした。
これ誰が考えるんだろうね?年少組はかわいい押しだし、真ん中五人はわちゃわちゃ賑やか。年長二人は熱気と余韻に素敵なプラスアルファをいただきました。
開演前のコメントは、まー物販よろしく☆って宣伝がメインだろうけど、早めに会場に入りたい私は、おかげで45分の待ち時間を楽しく過ごせました。


ステージ奥に並べられ、あるいは重ねられた椅子。
そこにちょこんと座っている西川さんと、そこを通りすがった真志から物語が始まります。
前を通り過ぎようとした真志をトントンっとタップで呼び止める西川さん。
二人は知り合いなのか、面倒くさそうな顔をしながらも足を止め振り返る真志。
「なに?」
「なにってそっけないじゃん、ほらほら♪」(タップタップ)
「めんどくさ・・・」(立ち去ろうとする)
「ちょっと待って、ちょっと!ほーらぁ」(タップタップ)
なーんてやり取り聞こえてきそうな二人の演技は、全て表情とジェスチャーとタップ。
この「タップで会話」ってシチュエーション見るとチャップリンがぱっと頭に浮かぶんだけど、二人のやりとりもなんだかコミカルで、これから何が始まるのかなーってワクワク感が増してゆく!
そしてそこに通りかかった面々が見せる反応も様々。
最初に出てきたのは法月くん(?)
西川さんと真志のタップに「へぇ?」って感じで足を止めて、椅子にすわって面白そうに眺めてる。
龍ちゃんは何も気付かずに通り過ぎようとしたところを、最後の「タン!」に釣られて一緒にタップ。「え?なに?」って感じで足の裏を見て、またタップタップ。「あっれ〜?」って感じの表情や仕草が面白かった。
BGでも思ったけど、改めて龍ちゃんのこういう細かい演技がすごく好き!せりふ無しのガヤとでも言えばいいのかな。
派手な動きをしてるわけでもないのに、すごーく賑やかな感じがするんです。
大希くんはダーっと走ってきてつんのめった所を「ダン、ダンダンダン!」
これ、合わせるの難しそう!
でもここも好きなワンカットです。何か大希くんのキャラにあってるなって。
ちゃんと覚えてないんだけど、海宝さんはやっぱり釣られタップで足を止めてたかな。何だなんだって感じで集まってくる子もいて、そして全員揃ってのタップダンス。
タップというとついついDのタップ王子思い出しちゃうけど、恋ブロメンバーで目を引かれたのは西川さんと真志でした。
西川さんはタップがお得意なのかな?そんな事をアメスタで言ってた気がする。
とても軽やかなタップで、ふわっと跳ねた時とかは「舞う」って表現がぴったりくる華やかさがありました。
真志は何だろう?ステージ上に彼がいるとすごくほっとしてしまうんですが、今回も安定の安心感でした。これどこで刷り込まれたんだろう。
タップも大きな体に似合わず軽やかで(失礼)、西川さんとはまた違った見応えがあった。
体が大きいからかな、醸し出される雰囲気もあってついつい目がいっちゃうんですよね。

そっからのOPはglee「Don't Stop Believing」
1の時もこの曲から始まったような気が?で、過去ブログ見たらやっぱりそうでした!
gleeってドラマの内容もそうだし、キャストに重ねられる所が多分にあるんでしょうか。
9人でのフォーメーションは広い舞台が狭く感じるほど。
迸る舞台への情熱!って感じで圧巻でした。
特に、アンコールでもこの曲を歌うのだけどその時の龍ちゃんのジャンプがすごくて、何であんなに高く跳べるんだろうって感動してしまった。
そしてその感動そのままに「ふなっしーいけるかも」とか思ってしまった自分。残念すぎる。


一番印象に残ったのは大希くん。
一幕の「Mr.Cellophane」も「Superstar」もハっとさせられると同時に大希くんが繰り出す世界にのまれました。
Mr.Cellophaneは誰にも存在を見とめてもらえない希薄な人間の悲哀を歌った歌(だと思う)が大希くんの雰囲気にぴったり。
でもねでもね、1の時の自信なさげなおどおどしていた大希くんではないからこそこの歌がはまったんじゃないかなと。
ご自身がどう思っているのかわかりませんが、アメスタなどで龍ちゃんと話してるのをちょこちょこ観てきて、堂々としてきたなって思うんです。
それと同時に、この「ちょっと頼りなげでちょっと卑屈で想像力と遊び心満載のちっちゃな男の子」って印象は大希くんの持ち味で最強の武器なんじゃないかと。
初めて役者内藤大希を観たのはロボだったけど、あの春のシーンは今思い出しても心が躍るんだ。
しあわせの詩でも、大きなものを抱えながらも純粋なまま生きてる桔平は大希くんだからこその表現があったと思う。
そんな存在力のある大希くんが歌う「ここにいるよ〜」が悲しくも可笑しくて。
最後、前に立ちはだかる他キャストの間から手だけを振るとこがなんだか今でも忘れられないのです。
そして「Superstar」
こちらはこんなあらぶる大希くん初めて!って新鮮さと、全身から迸るパワーに圧倒されました。
こちらでもやっぱり内藤大希って存在力があって、体格とかそういうのに左右されない、大希くんだからこそのパフォーマンスにめっちゃ感激した。
この歌を大希くんにあてたスズカツせんせ凄い。(って、曲選んだのせんせでいいのかな?岡さんとかも絡んでるのかな〜)
ちょっと話がずれるけど、昨年、今年と続いた大希くん作のスパイダー*ン(なんとなく伏せた)を観て、大希くんワールド前回の舞台も観てみたいって思う。


もっくんはマグダラぶりだったのでメイク無しだとやっぱりモノマネの青木某さんに似てるな〜とか何とか。
一幕の「Touch Me」では激しくセクシーな曲をバックダンサー従えてノリノリで歌ってくれました。
これも楽しい曲だったけど、二幕で歌った「Happy Talk」の方がなんかしっくりきた感じ。
もっくんの優しげな雰囲気とふわっと軽い曲が合ってました。「楽しいおしゃべりしましょうよ〜」の所で手をくちばしみたいにしてぱくぱくってするんだけど、客席に下りてきたときピンポイントのお客さんにしてたの羨ましかった〜。
あれはファンじゃなくてもきゅんってするかも(笑)
ハッピートークの歌前に少し小ネタがあって、昼は内藤小野田コンビ、夜は法月菅又コンビでした。
どちらも「トニー賞って知ってる?」(内藤、法月)の問いかけに答えるって形式だけど、どちらもキャラが立ってて面白かったです。
内藤小野田はトークの最中に龍ちゃんが舞台中央に控えているもっくんにじわじわかぶっていって、最終的に椅子に座ってるもっくんの膝に座ってもっくんがその腰に手を回し、大希くんに「うん、今二対一だけどね」って突っ込まれてた。
大希くんの問いかけに答える龍ちゃんがローラのものまねでぶりかわいくて可笑しくてくふくふしちゃった。
大希くんは「ローラだね」って返してたけどアドリブなのか、軽く打ち合わせ程度なのか。龍ちゃんにかぶられたもっくんも苦笑気味だったし、どこまでが遊びなんでしょうね〜。
法月菅又コンビは昼公演のMC(二人が同じ楽屋で法月君がお弁当を片付けないから部屋が汚いらしい)を受けて、「どうしてあんなこと言ったの?」ってやりとりから始まりました。
この時の菅又君の受け答えが非常にふんわりしていて、「わーイマドキのワカモノだ〜」って可笑しくなったのと、Dの末っ子になんとなく似てるなーなんて思ったので菅俣君への好感度がグンと上がりました。
オチとしてはまーお互い様ってことにしとこうかって無難な着地だったけど、法月君から菅俣訓への暖簾に腕押しトークが非常に楽しかったです。法月君はいじられキャラなのかな?不憫なところがグッド☆
そしてアントネット・ペリー賞が正式なのになんでトニー賞なのかってお題に関しては、内藤、法月、両名ともかなり無理やり力技で落ち着けてました。
アントネット・ペリー
ア・・トネっと・ぺりー
トネッと・・・リー
トニー!!
みたいな(笑)
これ、大山西川海宝味方のネタも見たかった!まともに回答だせた人はいたんでしょうか。
あ。あと、もっくんが客席に下りた後、もっくんが座ってた椅子を片付けにやってくる龍ちゃんがぷんすこした顔でもっくんを睨んでいるのが可笑しかった。なんなの、なんで不機嫌なの・・・(笑)


真志は「One Song Glory」も「Everything's Coming Up Roses」どちらも英詩だった・・・気がする。
英語ーーー!ってピィピィ言ってる龍ちゃんと違って()真志は「英語?ドンと無問題」って感じがするのはなぜだろう。(たぶん偏見です)
観た事あるミュージカルの曲だと「お」と思うと同時にその情景が重なっていいですね。
特に今回は歌に入る前に少しばかりセリフが入ったりするので、知らない曲でも背景が浮かびやすくなっててよかった〜。
RENTでならコリンズがやりたいななんて事を前にラブミュで話してたけど、この曲もかなりハマってた!龍ちゃんのエンジェルとラブラブして欲しいけど(笑)ロジャーもいいなぁ。
夢を追って成功を夢見て、ガツガツした醜さと哀れさをない交ぜにした雰囲気が出てて聞き入ってしまいました。
こう、身の内にぎゅっと濃縮した想いが溢れ出る。それも、奔流のようにじゃなくて一旦かみ締めて、それでも耐え切れずにって感じがして、ずしっとした重みがあった。
真志は見た目が大人びているのでよく「本当に二十代?」なんてネタにされたりしてますが、前の時のように「大人びた雰囲気」じゃなくて、それが真志自身から出てて、すごくいいなって。
成長したとかそんなんじゃなくて、元々着ていた服がようやくぴったりになってきたってそんな感じ。
そしてこれからはこの服も窮屈になって更なる変化を遂げるのかなって考えるとすごく楽しいし、頼もしい。
トークでは龍ちゃんに振り回されてるけど、そんなところも含めてそこに居るだけで安心できる存在なのかな。


味方君は「僕の願い」と「踊り明かそう」
1の時。初舞台でぴよぴよだった彼も今では小野田先輩を押しのけて前に出るようになってました。
年月って残酷だね(遠い目)
年少組なだけあって爽やかさが際立っていて、うん、若い!とニコニコしてしまった。
「夜が明けても」の所がすごい聞いてて気持良くて、まだ耳に残ってます。
他のメンツ濃くてあんまり印象に残ってないのが正直なところなんだけど、また次にお目にかかれた時に「お!」と思わせてくれるのを期待!


龍ちゃんです。びっくり突き抜けて魂抜かれました。龍ちゃんです。
「Surprise Surprise」は激しい曲が珍しかったわけでもなく、英詩に「大丈夫だろうか」と不安になったわけでもなく、ドキドキが止まらなかった。
特に「サプライズ・・・サプラァアッアア(ファルセット)」で見返るところ!見返るところ!!
そ、そんな色気をどこでみにつけたのぉおおおおお!?(涙目)てなった。
かといって今まで色気がからっきしだったかというとそうでもなく。なんだろう、あの興奮の原因が自分でも分からないんだけど、とにかくセクシーでかっこよかったんです。
あと内側からパッと放たれるエネルギーも尋常じゃなく、バックダンサー従えてセンターで振り向かれたときは震え上がるくらい素敵でした。
ワタシの頭の中の龍ちゃんはこの歌のときマムラサキのリップにスカイブルーのアイシャドウってメイクをしています。どっからきたんだこのイメージ。
「But Not For ME」では大人の女性をしっとりと演じてました。
韻を踏みまくる歌詞が面白いんだけど、それが失恋した女性の一人言だと思うと滑稽で悲しくて、そしてそれを歌っている龍ちゃんが女優でその横顔に溜息がでた。
ただね。ただ、ね!何かちょっと物足りなかったの!
二曲とも素敵な歌だったしそれを歌って表現してる龍ちゃんもすごく素晴らしかったんだけど、もっといけるんじゃないかとか思ってしまうの。
小野田龍之介はこんなもんじゃない。と、思ってるので、次の舞台に期待!そんでvol.4にも期待!


法月君は初めましてさん!
そしてこの「Passeggiata」って歌もミュージカルも初めましてなのだけど、あ、かわいい!って思った曲がそのまま法月君にのっかりました。
Passeggiataはイタリア語の散歩(であってるのかな)そんな感じののんびり軽やかな曲。
どんな場面で歌われるのかな。ちょっと幸せでくすぐったくなるような歌で、法月君の声がきれいだなーって聞いてた。
二幕で歌ってた「Nothing」は先生とソリ合わなかった学生がやっぱりまんま法月君ぽくて、Passeggiata同様、こういう個性の子なのかな〜って。
クラスから浮いてしまってる法月君に対して、クラスメイトを演じている龍ちゃんたちの動きも様々で、まんまどこかの学校のようでした。
これも同年代のキャストが集まってる恋ブロの醍醐味かなと。
ちょっと皮肉っぽくて、少し弱気な「ぼく」を歌う法月君は本当はどんな方なんでしょう。
龍ちゃんに叩かれ、年下の菅俣君にも軽く扱われ、お調子キャラのようだけどそこんとこどうなのー?とちょっと興味が涌いてしまいました。
またどこかの舞台でお目にかかれるといいな!


西川さんも初めまして。で、やっぱりこの「Santa Fe」も「サパータイム」も初めましてでした。(まあ、すごくミュージカル知ってるわけではないので初めましての方が多いよね!)
SANTA FE、西川さんが歌われた曲はアレンジされていたのかな??
私の記憶違いかもなんだけど、帰ってきてからちょい復習しようと色々ネットで見たり聞いたりした時に、この曲の印象が違ったんですよね。
もっと静かに、訥々と歌っている、そんなシーンが頭に残ってるんだけど、勘違いかなぁ。
サパータイムは「今からスヌーピーの歌を歌います」とぽそっと言ってから歌い始めたのが印象的でした。
アップテンポでジャジーな曲をタップ踏みながら歌ってるのにぐいぐい引き込まれていってやばかった。
一幕の最初からなんかこの人やばい、まずい、気になる・・・ってなってたけど、歌を聴いたら案の定はまりそうで今ギリギリ踏みとどまってる最中です。
明るい髪担当ですとかお茶目な事を平坦に言うとことか、コンパクトな体から発散されるエネルギーとか・・・ちょい前に見たお猿さんにかぶる所が多分にあって、つくづく自分の好みって。と思いましたとも。
白金ミディアムボブをさらっと下ろしてるのもよかったけど二幕のポンパアップもかわいかった・・・遠目に見たらあべさだをだったけどそこもかわいかった。←
夜公演ではサパタイムの前に「恋する」って振って、客席から「ブロードウェイ!」のコールアンドレスポンス。
MCコーナーで龍ちゃんがやってるのみてやりたかったんだよねって言ってくれたのがすごく嬉しかったな〜。
そんでぽそぽそっと喋るのがなんか良いんだ。テンション低いわけでもぶっきらぼうなわけでもなく、淡々ぽそぽそって。
とりとめないのでその辺は一旦置いといて。
西川さんと言えばマイクの位置がずっと胸前固定で、発声が確り出来て自信があるんだなって事も感じました。
抑揚つける時にマイクを揺らしたりせず、自前で強弱できるって凄い!って唸ってしまう。
しかもハンドマイク腕固定で表現が物足りなくなることもなく、むしろそれでぐいっと掴まれた気もします。
勝負師!って感じがする方でした。かららん気になる〜〜。。。


海宝先輩です。何か、男っぷりがあがっててびっくりしました海宝先輩です(パンフ参照)
何故かソロ枠よりも20世紀FOXが色濃く記憶に残ってて申し訳ない気持ちになるんですが、センターで投げキッス飛ばしたのを正面で見た時は、ハートが飛んでくるって言うより海宝さんを中心にハートが大きく広がっていく。そんな幻影を観ました。分かり易く言うとプリキュアの必殺技みたいなかんじ。(よけいわかりにくい)
海宝先輩のお色気って熟成途中のブランデーやシェリー酒のイメージで、まだ熟成浅いんだけど、こっから先年月を重ねていけば蕩けるような香りと甘さで舌を痺れさせてくれるんだろうなって予感がしてならないんですがどうですか。
9.11からのブロードウェイ再生期語りを終えて海宝さんの「そばにいて」
歌の内容が沿ってるわけじゃないんだけど、二幕は本当にブロードウェイの物語のように見せられていてここが一番の盛り上がりだった。
そんでFOXのモンローさながらセクシーキュートから一転してしっとり歌い上げる海宝さんにうっとりだった。


初めましての最年少菅俣くんははたち!はたち!!若い!
すごいほそっこくてバンドとかやってそうな出で立ちなんですが、そんな彼もミュージカル大好き男子なのねとオバサン偏った見解を改めました。
あと、法月くんとのやりとりでDの末っ子に被る部分を感じて一方的に親近感わいた(笑)
「Wig in A Box」ヘドヴィクが好きで、メロディが好きでの言葉がなるほどな曲にのった歌で、でもまだ婚期のがしたイキオクレにはほど遠い菅俣くんがそれを歌うの背伸びしているようで可愛くてね〜
いつか三十路越えたあたりの菅俣くんがヘドヴィクやってくれたら、この日のことを思い出して面白いだろうな。
歌の最後、舞台上で衣装替えをする時に真志、龍ちゃん、西川さんが壁になって踊ってるのが面白かったな。体揺らして、飛んだり跳ねたり。ここじゃないけど真志、龍ちゃん、大希くんの三人が並んだ時も大中小の並びがおかしくて、トトロが三匹並んでいるように見えちゃいました。
Tomorrowは1で味方くんが歌ってたなって思い出しながら聞いてたけど、菅俣くんのほうが声が高めの印象。きらきらした声がすてきでした。


どう纏めようか書き出しながら悩んだ末この形になった(笑)
曲順、一幕二幕の流れで書いた方が臨場感あるんだけど、興奮してきてむちゃくちゃになるんだよね!
ってことで、以下その無茶苦茶になる小ネタ取っ手だしです。


ディズニーメドレー。どこかで誰かがセトリアップしてくれないかなって期待してます(笑)
龍ちゃんは最初ライオンキング?って思ったけど、ターザンですね。多分・・・
2階にあるせり出し部分に上手西川さん、下手龍ちゃんで出てきたんですが、歌い終わって手すりのところによいしょってあんよをのっけて「アオーーーーーーー!」て雄叫び上げるところはひっくり返りやしないかとヒヤヒヤしました←
いや。龍ちゃんのあんよが短いからとかではなくて!柵が!柵がね、高かったから!危ないなって!←
その後、次に歌う西川さんに腕をふわっとふって繋げるのが素敵でした。西川さんもふわってなんかやってた。何だこの二人かわいいなーって首が痛いのも忘れてにんまりしてしまったわ。
いつか王子様が〜を法月くんが歌っていた気がするんですが、もうこの時客席王子様だらけでですね、歌に集中出来ない!いや、歌は聞こえてるんだけど歌い手さんに集中出来ない!(笑)
もっくんがふんわりふらふら横切ったかと思ったら真志がのしのしと現れて、大希くんがすったかたーと駆けていくんですよ!
ステージなんて見てられっかよ!!!(こら)
しかも龍ちゃんいませんしね。
悔いが残るのは西川さんと菅俣くんを近くで見られなかったことです。多分近くは通った筈なんだけど別の所見てた。
海宝先輩は近くで見るとかわいいのに距離が開くと別嬪さんで何なのこのツーウェイ仕様と戦きました。たれ目効果かなぁ。
ここはほんとお祭状態で「きゃー」ってなるので全部吹っ飛びます。
あ、龍ちゃんと西川さんが空いてる席に座ってるのもかわいかった!もう目が幾つあっても足りない!

MCコーナー。
流れもトーク内容もセリフも同じなので(龍ちゃん以外)予め決められているのは承知なんだけど、龍ちゃんはこんだけ歌うステージで、MCコーナーでこんなに喋るってどんだけ喉が強いの?と驚きました。
そして同時に「ああ、これでまた小野田煩いってdisられたりしないだろうか」と不安になりました。
違うんです、複数回見ればおわかり頂けるとおり、こういう構成なんです!と声を大にして言いたい。っつーか、パンフに注意書きとして書いて欲しい。
決して小野田龍之介が出しゃばってはしゃいでいるわけではありません。と!!!
んでも皆さん龍ちゃんが真志を翻弄している間一休みしてたよね・・・もっとトークにのってこいよ!
寿司ザンマイもコール&レスポンスも楽しかったけど、みんなでやればもっと楽しいよ?
そしてメインMC(多分)真志が龍ちゃんの奔放さに振り回されてるのも織り込み済みだろう構成も楽しかったけど!みんなでやればもっと面白いよ?
しかしやっぱり心配なので、歌って踊れてガヤもできる小野田龍之介(22)を宜しくお願いします!と声を大にして(略)
ブロードウェイミュージカル何作言えるかなのコーナーでは、私が観た土曜マチソワは西川さんと味方くんがチャンプでした。
龍ちゃん、二回とも最後まで残って一騎打ちになるのに残念な結果に・・・。っていうか、味方くんにしてやられたのは悔しかった!(笑)
それにしてもよくあんなスラスラスイスイタイトルが出てくるよな〜と感動。ちょいちょい自分の出演作出したり今回歌ってる歌をだしたりしてるのもおかしかった。
でも一番面白かったのはもっくんの「ぐりとぐら」でしょうか。龍ちゃんも思いっきり突っ込んでたけど、あったら見てみたいよね、ブロードウェイミュージカルぐりとぐら!(笑)
いっそ大希くん作恋ブロメンバーでやって欲しいわ。

レミゼコーナーではレミゼの歴史について触れ、日本初演がいつかとか、公演回数とか、真志が学校の先生風でみんなで考えて答えていくのですが、ここでもう真っ先に手を上げて応えそうな龍ちゃんが「んー?」って難しい顔をして悩んでいるのがおかしかった。
そんで上演数をすごいマニアックな答え方してたのに対して、西川さんも更にマニアックのせてきて何この二人と悶えました。西川さん、ラブミュかアメスタに出てくれないかな〜。この淡々と話す人と立て板に水トークの龍ちゃんが噛みあうのか見てみたい。
そしてまさかの「民衆の歌」
歌いたいと思います。から、え、まさか?まじで???ってソワソワなって、赤い照明にふわーっと逆上せ上がってしまった。
みんなの精悍な表情。そして優しい重低音。これを見られただけでも恋ブロ観に来た価値があると思った。
いつか本舞台で見てみたい。ほんと、観たい。

ブロードウェイ
二幕の海宝さんの前だったと思うんですが、一人ずつ出てきて「ブロードウェイ」と呟くシーンがありました。
切望、渇望、憧憬、あるいは恋い慕うように、優しく、強く、明るく、翳りを抱いて。
様々に表現される「ブロードウェイ」に、それが散りばめられたステージ上は舞台のワンシーンのようでした。
最初にも書いてたように、一本の舞台を観ているようなこのステージの象徴たるシーンじゃないかな。
照明効果なのか私のフィルターなのか、モノクロームに閉じ込められた彼らの姿が忘れられません。
ブロードウェイの歴史や9.11からの再生を語るところでは、ロングラン公演になるものもあるって話になって「俺たちは?」「3日で四回」ってのを繰り返し言ってました。
ほんと、3日で四回って回数としては多いと思うんだけど、ロングランしてほしわ!って思った。
文化の違いなのかな〜。もっと日本の企業は舞台に投資しようよ!
エンジェル降りてきてエンジェル!!(ブロードウェイでは投資家のことを”エンジェル”と呼ぶようです。しゃれててステキ)



と。とりあえずこんな感じで。
抜けてるところとか、あとで不意にはっと思い出したりするんだろうけど、それはそれで。
かなり偏見と私見混じりまくった感想でしたが、ここまで読んで下さってありがとうございます。