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観劇、LIVE覚書

PASSION KURENAI〜LOVELOVE de SHOW vol.4    20131011

PASSION 紅葉〜LOVELOVE de SHOW vol.4

2013.10.09〜14
博品館劇場

構成・演出・振付:森新吾
演出:Ajo
音楽:奥村健介/la malinoconica/NASA
振付:植木豪
TAP振付:Batt

森新吾
中塚皓平
和田泰右
咲山類
TAKA
花園直道
DANIEL
小林遼介
植木豪

Ajo(和太鼓)
KIJI(津軽三味線
岩田卓也(尺八)


四回目のラブラブショウ
私は二回目のラブラブショウ
夏呼び戻しちゃうほどのパッション、めーっちゃ楽しかった!
そんな感じでいつもの通りの私的感想分です☆

一幕は一人の男のストーリー
サマストのときも物語らしき物は感じられたけど、今回はよりはっきりとしたストーリー性がありました。
しかも。さすがのさすがで最後まで見て「わー」って、「やられたー」ってなって、悔しいやら楽しいやら。
また大好きな作品が一つふえてほくほくしております。

雑踏、車の急ブレーキ、破壊音。
続くサイレンに紗幕に踊る炎。
のっけから不穏な出だしに、暗闇の中浮かび上がったのは椅子に座り目を閉じる泰ちゃん。
場面なぞりながら説明なんて出来ないので最初にざっくり言っておくと、この泰ちゃん演じる男が地獄の釜7つくらい開いて廻って愉快な仲間とハロウィンパーリーしたあげく、そんな切ないラブストーリーが!?って衝撃のラストなわけです。
しかし私の一番の衝撃は森新吾さんのスタイリングでした。
アメスタで豪さんが「ボーカルの登場が!登場が!」ってめっちゃふってたから、誰かに持ち上げられて放り投げられて出てくるのかなーって思ってたんですが(その想像もどうか)、普通にぴょこんと出てきて「アレ?」って拍子抜けしたんですよね。
その前に、暗闇で茫洋と佇む泰ちゃんのむこうに、闇に溶けるそれらしき影を見てちょっと「え?」って思ってたのもあるかもしれません。
まだ、暗くてよく見えなかったし時計弄ってたからアリスワールドっぽいなんて思ってたけど、そんな可愛げのあるものではなかった!
パープルのちっこい帽子がアクセントのパツキンマッシュボブに同じくパープルのてらてらジャケット。中は衣装だけならかっこかわいいベストとパンツで普通に見たらメルヘン素敵な部類なはずなんだけど、髪が!髪型が!!!
舞台で新吾さん登場したら素敵とかカッコイイとかかわいいとか思うもんなんですけど、こんなに反応に困ったのは初めてです。
かわいくない、わけじゃ・・・ない。けど、かわいい、わけでもない。勿論カッコイイとか素敵とか言えないわけじゃないけど、全てにおいて微妙なラインだな!オイ!って感じです。
あくまで私の評価基準つーか好き嫌いだと思うんですが、新吾さんなら大概なんでもバッチコイなのにこんなに困ると思わなかった。
その動揺でボーカルの衝撃の登場シーンがよく分からなかったって言う・・・
でもアレたぶんトランポリンやねん。
ぴょんって出てきてたし、リハ写真にもいっぱいトランポリン映ってたし。

自分が死んだことを分かってない様子の泰ちゃんに、困った様子の新吾さんは行先案内人?死に神と言うにはキッチュで、コミカルで。ストーリーテラーのようでもありました。
客席から現れる所では寝ちゃってる(気絶?)泰ちゃんを背負って、起きろよーなんて困った顔。その後、立たせてシャンとしてって泰ちゃんにちゅってして、泰ちゃんが目をぱちくりさせてたのがかわいかったなーってこれはかなり先のシーンですけど。
事故って死の入り口に立った泰ちゃんの前に現れたのは、すんごい怖い雰囲気の豪さん。
ロボットのようにカチカチキュイーンと動き出したかと思ったら、圧倒。
豪さんのダンスを見て凄いなって思うのが、ダイナミックな動きは勿論なんだけど、極小の動きでも瞬きが惜しいくらい魅せてくれるとこ。
今まであまり意識せず派手な動きに気をとられることが多かったんですが、今回改めてそんな事を感じました。
太い腕の筋肉繊維一本一本が動いてる。そんなミクロのダンスなのかなって。さすがキングオブポップ!(褒めれる時に褒めておく/笑)

ぞろぞろ出てくるキャストの中で異彩を放っているのは袴姿の花園くん。
初めましてなんだけど、彼の存在感もすごかった〜
一人和装なのに加えて、皓ちゃんよりタッパあるのかな?とにかく大きい!そんで目立つ!
彼がでーんと中心にいることで、重心の取れた安定感というかそんな物を感じました。
周りと色が違うのにここまで融合するかーと驚き。それは花園くん自身の個性でもあるし、演出の腕前でもあるのかな。
地獄巡りのような様相の中、一人シャンとした和装で現れる彼は泰ちゃんと何か関係がありそうなことが匂わされるのも、話が進むにつれて見えていって面白かった。
最後の最後、明かされるまで男装なのはずるいなーって思ったんだけどね。
扇の使い方であるとか、目線の配り方はさすがといった感じ。
日本舞踊をやる方のあの独特の色気ってなんなんでしょうね。表情筋ぴくりとも動いていないのに、微笑みや、悲しみが浮かんでドキリとしました。
あ、でも小林さんソロの時にシャンソンカンツォーネ?ブルース?フランス語の素敵な歌だったのに、彼が番傘さして寄り添った瞬間演歌の花道になって笑ってしまいそうだった。
そのまま聞いてても素晴らしいのに、いきなり演歌になっちゃったあたり、ジョークが効いてて好きです。

地獄の釜の1つに、ダニエルさんと皓ちゃんのターンがあります。
狼男なダニエルさん(ニコでスカンク言われてて笑っちゃった)と白い・・・妖精?羊?の皓ちゃん。
ふと、「あらしのよるに」が過ぎったけれど、これは脳が自前の記憶に頼ろうとしたせいだとおもいます。
二幕でもこのペアのダンスバトルがあるんだけど、ダニエルさんと皓ちゃんのダンス好きかも。
ダンスシンフォニーではあまり二人で絡むことなかったけど、今回ガッツリ二人で絡んでて見応えあったな〜。
狼男なダニエルさんのダンスも、シンフォニーで観たのとは印象がかなり違いました。
なんかこう、「バレエ」って感じを大切にする方なのかなーとパンフのコメントを読んで思っていたので、こういったダンスも踊るんだとか、それがすごいハマっててびっくりしたんです。
トークコーナーでダニエルさんへの振付はすごくしやすかった(シンフォニーも今回も)って新吾さんが言ってたから、ジャンルへの垣根とかないのかもしれませんね。
あと、シンフォニーの時はそんなに喋らなかったから分からなかったけど、あまりに面白いキャラで笑わせていただきました。
かざみんといい、見た目を良い意味で裏切る人だ−。好感度急上昇です。
と、横道に逸れた。
狼男ダニエルさんと、森に迷い込んだ子羊(というにはデカい)皓ちゃんも最初はそんな風に見えなかったんだけど、だんだん皓ちゃんが追い詰められていって、最後ガブーッと背後からのど頸噛みつかれて殺されてしまうんですね。
泰ちゃんもその一部始終を見ていて、これは何かの符号なのかな。
噛みつかれて悶える皓ちゃんから腰布をはぎ取ってぽーんと舞台奥の高台に体を投げる所、その後、断末魔を上げて絶命していく皓ちゃんにゾクゾク
ビクンビクンて体が撥ねるのがね。「死」を克明に表現する事にもここは意味があったのかもな〜

皓ちゃんと言えば、ソロのシーンもありました。
アメスタでやっぱり豪さんが「気持悪い」を研究している皓ちゃんの姿勢を感心していたけれど、微塵の狂いもなく気持悪くてすごい!(褒めてます)
なんかEVAぽい青紺のアームカバーみたいなのが記憶に鮮明で、下穿いてたっけ?って感じなんですが、多分ズボンは穿いてたと思います。ピタッとしたヤツ?
とにかくもうこのシーンは皓ちゃんの気持悪い動きが本当に気持悪くて、でも目が離せないんです!
表情とかも「わ!」って顔しかめちゃうほど不気味で、動きもなんかヌラッてしてて、これ絶対触ったらあかん系の粘液とか出してるわ。喩えて言うなら腐った生卵の青色みたいな粘液と腐臭とかしてるわ。
泰ちゃんコレ開けたらあかん蓋やったよ〜〜ってゾゾゾッとしながら見てたんですが、皓ちゃんは最後センターに吊された布に絡んで絶命?動かなくなってしまいました。
でもコレ最後までやーな感じだったのが、動かなくなった皓ちゃん所に迷い込んだ泰ちゃんがやってきて、止めときゃいいのにぺちょっと皓ちゃんに触るんですよ!
そんで触った掌を見つめる泰ちゃんの横で、ずちゃって。ずちゃって絡みついてた布ごと床に落ちる皓ちゃん。
あの瞬間、私にはあの布が粘液に見えました。粘液・・・う〜〜やだやだ
でも、気持悪いのに目が離せない。
そんな表現をする皓ちゃんてすごいなって。すごいなって思うんだけど気持悪かったです。(褒めてます)

地獄巡りで楽しかったのが、ハロウィーンパーリー☆
小林さんの朗々とした歌声に仲間がわんさか集まってきて、ここのシーンはとっても賑やかだった〜
布を広げてその奥からキャストが顔を出したり、前に出てきて踊ったりする演出が、絵本を見てるみたいだなって。
ハロウィンパーティの賑やかさと、小林フランケン(顔に傷ペイントがあったから勝手にそう思ってる)のコミカルさと、ダニエルオオカミの仮装ぽい見た目とかがまた子供向け絵本の趣だったんだ。
ぬらっとした気持悪いのもいたけど・・・ま、おばけにもいろんなのがいるしね。
新吾さんもこの時は上着を脱いでたのかな。でも、カツラはそのままなので(一幕ずっとそのままなので・・・奇妙な仲間達にさらに奇妙さを加えていました。
ここは割と泰ちゃんがみんなの存在を見て認識してたっぽかったんだよね。
それまでは、新吾さんと豪さんの姿は見えてるけど、他の子達と同じステージ上にいても見えてない。
視線が少しずれてて、ぼんやりしている感じが多かった。相手からは泰ちゃんがちゃんと見えてるんだけどね。
ハロウィンパーティの最後は(これ記憶違いかもなんだけど)布の奥から鬼の面をつけた花園くんが登場
要の雰囲気から一気に輪のテイスト満載で、二人がかりでリフトされながら泰ちゃんに迫るところが迫力あった〜。
あれは閻魔様なのかなって見てたけど、泰ちゃんが追っかけてきた怨霊?泰ちゃんが密かに怖れていた物だったのかも。

小林さんのソロのあたりで、どうやら泰ちゃんが誰かにプロポーズするつもりだったらしい事が分かったんだけど、拳銃を自分に突きつける泰ちゃんからそれを奪って、代わりに黒マントの誰かを打ち抜く新吾さんがキチガイじみててぞぞっとした。
ロシアンルーレットよろしく空ぶかせてみたり。
泰ちゃんがホッとした所で別のとこ見てズドン。した後の、あの表情。
真っ暗闇だわ−。この人ほんとこわいわー。って思いながらもドキドキしちゃうのはブラックホールだからなんだろうな〜。抗えない引力。吸引力?(ダイソンか)
けれど、その殺されちゃった誰かも誰かで、豪さんで。二人して泰ちゃんを化かしてる(?)わけだけど、ここの豪さん気持悪かった〜。
指にled?ライトをつけてて、それがウネウネウネウネ動くの!
きれいなんだけど、指の動きがもう深海生物じみててちょっと気持悪い。
そんなのを見ながらAUTRIBEのライブの時もこんな演出してたなーって思い出したり、こうゆう事考えて実行してやっちゃう所がすごいんだよなって感心したり。
ここは泰ちゃんが追い詰められていく所なんだけど、豪さんの手下っぽい新吾さんや銃口突きつけてる新吾さんやらが記憶に鮮明。それは仕方ない。
人数が多いからか、ちょこちょこ出てくるって言うより纏めて出てきてバーンて踊ってまたしばらく出てこないからか、豪さんの出番少ないなーって印象。
でも見せ場はたくさんある。すごくある。
ここの他にも泰ちゃんの前に立ちはだかったり、終始冷たい表情で男を見るのが凄く怖かった。
最後まで見ないと本当に分からないんだけど、豪さんはどうやら医療スタッフ(執刀医?)だったのかな。
死の世界から泰ちゃんを呼び戻そうとしていたから、彼には豪さんがこわい存在に見えていたのかも。
新吾さんはその助手?少し豪さんに対してへりくだった態度があったり、かと思えば泰ちゃんを指して呆れたような態度をとったり。
色々と、なんでかな?って思う物が最後にぱーっと開けた時は「あーっ!」なんですけど、それまでは全く分からなかったのがやっぱり悔しいな。

愉快な仲間とパーリーしたり、般若に追われたり、行先案内人や地獄の皇帝と対峙したりしながら、時々現れる影を追う泰ちゃん。
ようやくその影が大ちゃんの前に現れたかとおもったら、女形姿の花園君!
さっきまで男装束やったやーん!ずるいー!ってなったけど、優しく微笑む姿が素敵でしてね。
騙されたと思いながらも、漸く指輪を渡すことができた泰ちゃんと彼女が幸せそうだったのでいいかーってなっちゃいました。
場所は地獄だけどね。いいよね、これもハッピーエンドだよねって思った。
思ったんだ、けど。

泰ちゃん。次に目覚めた時には車いすの上でした。
ここで、あ、彼は助かってたんだと知って、そこからはもうパタパターっと見えなかったピースがどんどんひっくり返ってった。
白衣を着た豪さん、新吾さん、ダニエルくん。
ブルーローズの花束に、祝福するようなみんなの顔。
車いすを押されて向かった先に渡された花束を供えて、愛おしみ、最後の別れの雰囲気に何だかビターな気分。
でも、皆が去っていく中、心残りに振り返った泰ちゃんの前にちゃーんと彼女が現れてくれました。
花束を抱きしめて優しく泰ちゃんを見つめる彼女。
決してハッピーエンドではないだろうけど、地獄まで彼女を追ってった彼の想いはちゃんと届いたんだなって。
まさかの切ないエンドマークに、それまでの符号がぱーっと散ってってすごく気持ちよかった。

ドキドキする冒頭におどろおどろしささえ感じた中盤、賑やかなハロウィンパーティが続いて、最後にこんなラブストーリーが展開されるなんて思ってもませんでした。
すごいな!ほんとすごいな!!って一幕終わって大興奮だった。
まったく触れれてないけど、類タカの歌も和奏者チームもすごかった。
始まったときに太鼓がドンと響くと、客席も揺れて、私の体も揺れて、あの揺さぶられる心地よさはラブラブショウならでは。
今回卓也さんが目の前だったので、じっくり見つめることが出来たのもお得でした。
尺八から口を離したときにすごい渋い顔をされるので、おお。と。
その顔見たさにじーっと見てしまったり、めっちゃ観察してしまった(笑)
類タカの歌に小林さんの声が重なると、すっごい安心してしまうのは何ででしょうね。
もちろん類タカ二人でもソロでも好きなんだけど、人数増えると厚みを増すからかな。小林さんの声も二人と愛称が良いような気がします。
あと、今回利さんがいなかったからか、小林さんと泰ちゃんがペアで踊るところがあってそれもすごい安心してみていた!
お兄ちゃん!!外のお兄ちゃん!!小林さんていじられキャラだけど、いるとほっとするんですよね〜。
すごく優しいんだろうなと。天然で優しいから弄られるんでしょうが、ほどほどにしてやってと思う次第です。


あー。一幕だけですごいことになった。ので、二幕はさらりと(笑)
だってもうめくるめくショウタイムだもん。セトリとか頭に残ってないし、マイプレイスは一幕で踊っちゃったし。(これびっくりした)

サマストで初めて見て、隣の人に二幕開けはすごいわよって言われて、実際何もかもぶっとぶいきおいでおっそろしいものを見せられたわけですよ。
それが鉄板だって聞いてたので今回もちょっとやだなー(夢に見るから)って恐々してたら、あっさり始まりました!
ほっとというより拍子抜けしたから実は期待してたのかしらワタシ・・・
んでも、さらっとダンスから始まるのはかっちょよい!
ゾロゾロ現れるダンサーにボーカルに、目が泳ぐ。CLUB紅開店ですって感じかな。
太鼓も毎回のことながら、更にグレードアップしていてびっくり。
フォーメーションだけでも大変だと思うのに、五人輪になって隣の太鼓も叩くのがとにかく凄い!の一言でした。
全員でのタップも見所!ジャズのナンバーにあわせて、まだ未見ですがエニシングの稽古場映像でこんなシーンがあったなーと、ここにはいない利さんに思いを馳せてしまいました(笑)
それにしたってDのボーカルは色々やるなぁ!歌うし!踊るし!演じるし!とうとうタップまで・・・!
ムンライで類さんがタップ踏んでましたが、TAKAちゃんまでタップしてるよ〜って感動しちゃった。
今回一列目つぶして舞台が前にせり出してたけど、よく考えたら装置+12人なんですよね。
シンフォニー並みの大カンパニー。しかも男ばっかり!で、そんな事考えたらちょっとくすぐったくなっちゃいました。

歌は花園さんもお上手だったけど、びっくりしたのがダニー!
ダニーうたったぁあああああってのとうっまぁああああああってののダブルで衝撃的でした。
ほんとに素敵な声だった〜。新吾さんが今度出てもらうときは歌コミでって。それで皓ちゃんの歌パートが減るって言ってて、皓ちゃんが歌いたいときは歌いたいの!って訴えてたのがかわいかったです。
皓ちゃん歌上手くなってるよ〜。ファンなら聞けるから大丈夫だよ〜(言い方)
ダニーと皓ちゃんのペアダンスはもう、眼福以外のなにものでもなかった。
普段リーダーとするような振り付けも、相手が若くて清廉だとこんなに爽やかに見えるものなのだなと(こら)
ダニーが後ろに倒れて皓ちゃんが腰より下で受け止めてって所。すね口のフェロモン魔王がフラッシュバックした辺り、相当洗脳されてるなって思うんですけど、それでもやっぱり雰囲気の違いが楽しくて、皓ちゃんが寄り頼もしく見えたりしてね。
リフトするときに、「いいよ、来いよ」みたいな表情とちょっとした手の動きがあって、ここはダニーが私側に立っていてそちらの表情は見えなかったんだけど、ソコがすごくすごく記憶に残ってます。
他の人のときでももちろんそうやって対話してるのは見てたけど、改めてチーム以外の人としてるのをみて「ふぁー」ってなったもよう。
上下でジャンプを競ったり、ターンしたり。これがダンスバトルだよなってVDSを思ったけど、アレはあれでもうコントコーナーだからいいのか。
それにしても、みんなあれだけ踊ってる最中によく喋れるよね(笑)
新吾さんもうるさいって聞いたけど、豪さんはもっと煩いらしい。マスクしてたから客席には分からないけど、私が見た回はもう喋りすぎてマスクがガクガク動いていたそうです(花道君談)
それも楽しいんだろうな。ダンサーはダンスで語らうとか言っておきながら、ちょっかいかけるの大好きなのでしょうね。めんこい。
めんこいといえば、コント(アクト?)のタカちゃん!
今回は必殺仕置き人ベースのコントで、もんど新吾さん、三味線屋ダニー、カンザシ直道くん、按摩師類さん、情報屋(女)皓ちゃん、そして何故か花魁Ajoさん(笑)
悪代官が卓也さんでその身辺警護をしている忍びっぽい豪さんに、依頼人となる小林さんタカちゃんの親子(夫婦?)
そして演奏のKIJIさん(鉄板ででてこないね!)と黒子の泰ちゃんという構成でした。
爆笑するしかないんですが、タカちゃんがめんこくてめんこくて!!!かーわー!!!ってなってました。
職人らしきこばりょが何かを書いて、簪をタカちゃんにプレゼント。そこに悪代官と忍びがやってきて、こばりょを斬ってタカちゃんを連れ去ってしまいます。
黒子の泰ちゃんがいい仕事をしていて、布団を敷いたり(手篭め用)三味線屋の糸を引いたり、小道具かたしたり出したり片したり、って、それ頭巾で顔隠すの逆だから!って細かい突っ込みいれてたらきりがないほど。
一幕主役だったからね〜なんて思いながら、その細かい活躍を見てました。
悪代官をやっつけるとこなんてドタバタ活劇で、泰ちゃんがシャミ屋の糸を新吾さんの口に噛ませたかと思ったらゴムでバちーンてなるし、皓ちゃんはいつの間にかレオタード着てるし、類さんは腕が取れたかと思ったら「嘘でしたー」ってなるはずが着物から腕がぬけなくて笑っちゃったり。
目が忙しい!
最終的に豪さんの竜巻大旋風で全員やっつけられちゃってあれれってなってたら足を挫いたAjo太夫がやってきて、後ろからバサーって(笑)
一人がち!?って笑ってたらまだ畳み掛けるようにシンフォニーのEDが・・・
ええーこれここで使うのー?大丈夫なのー?って思ってるうちにぞろぞろ甦ってくるくる。
そんで大団円でこばりょが書いてた書が開示されることに・・・・
どろろろろろろろろろ(ドラム音)
「JAPAN」!!!
オリンピックおちーーーーーー!!!!!
いろんな事に爆笑してたけど、客席側にむけられた笑顔が素敵過ぎて忘れられなくてそればっかりです。
やっぱ笑顔が好きだ〜。
ここ一年ライブ以外だとシリアスなターンが多かったからかニコチャン見てなかったので、パックレで一年分の笑顔を見た気がする。


笑って笑って笑って。時々ドキドキしたりそわそわしたり。
感情がおっつかないよってくらい楽しくて、終わった後「あー楽しかった!」っておっきな声で言いたくなる公演って中々ないので、それがDの公演ですごく嬉しい。
森さんの創るものがやっぱり好きだなーと何度も何度も思うのでした。
LOVELOVE AUTUMNも楽しい曲だったから、またライブでやってくれたらいいな。

内容は色々前後してるけど、感想は以上〜
きっと色々間違ってる記憶があるんだろうな。DVD届くのが楽しみです。
今回、ラッキーなことにトークショー付だったので、ちんまく残っている事だけ以下メモ。


トークショーはDから新吾さん皓ちゃん泰ちゃん、ダニエルさんと直道くん。
直道くんが良く喋る!そして喋る度に前に出てくる!中々面白い若者でした。
自己紹介も「ダイヤモンドドッグスの花園直道です!」って言っちゃって、皓ちゃんに「いつから!?聞いてないよっ?」って突っ込みくらってました。
ダニエルさんも「ダイヤモンドドッグスです」って言いたくなるくらい、みんなが仲良くて、初めてだけどすぐに入っていける雰囲気で良かったって言ってた。
そんなダニエルさんは、新吾さんがシンフォニーの時に振り付けさせて貰って、畑違いだしどうするかなって思ったけどすんなり振り付けできてやりやすかったと。今回もすぐにフリが出来たそうです。
泰ちゃんからの二人の印象は「ダニーさんは真面目な人なのかなって思ってたら以外と弾けてて面白かった」「直道くんは(日本舞踊の人とか初めてだから)知り合いたくて、音楽何聞くんですか?ってきいたらヒップホップで!」って。
新吾さんからは「そこから入るんだ−」って言われてましたが、それでこそ泰ちゃんだと思いました。
他のキャストに関しても、豪さんについてはダニーも直道くんも「とにかくすごい、すごすぎて袖で観客として見てしまってます」てな事を言われ、色々言葉が出てくるのに、こばりょの事となると二人とも言葉に詰まって、新吾さんに「特になさそうですね!」って斬られてました。
どうなってるの・・・!?楽屋でのこばりょはどうなってるの・・・!?(笑)
あ、でも泰ちゃんが「あるーひもりのなか♪」って歌ってましたよって報告したら、新吾さんに「それ要らない情報だから」ってまたもバッサリ。
でも私、泰ちゃんの特に要らない情報コーナー好きなんですけどね。
あの空気も話の流れもぶったぎる力を持ってるのは泰ちゃんだけだもの!割と良いタイミングで話ぶった切ると思うんだけどな〜次に行きやすいやんね。(甘い)
そういえば豪さんの話の時に直道くんが「ダンサーとしても凄いしテクニックだって〜」って話の流れのまま「あの・・年で」って年齢に触れちゃって、みんなで「あちゃー」って空気つくったのが面白かった。
いいやん!素直な青年の言葉やん!!(笑)
豪さんもだけど、それリーダーの前でも言って欲しい。是非ぶっ込んで欲しい!
歌に関しても、最初「歌う?」って言われた時どうしようかと思ったけどってダニー照れてましたけど、ぜんぜんそんな戸惑う事なんてないよっつーくらい上手かった。
ちょっと高めのトーンなのがまた意外だったりね。
皓ちゃんのパートが減るのは残念だけど、またゲスト出来たら歌って欲しいな。
二人とも、また呼んでもらえたら、一緒にやれたらって言ってて、それがすごく嬉しかったです。
ダニエルさんなんて、パックレの出演見た時びっくりしたから、こんなに馴染んでて本当に驚きです。
泰ちゃんじゃないけど、お堅いバレエダンサーのイメージだった。偏見だめね〜

会話形式で覚えてられたらいいんだけど、そんな感じのふんわりトークレポつーか私の所感が混ざり過ぎってゆー・・・
まーそんないつものクオリティです。
いつもトークショーとかは平日につくものだから、今回まさかの土曜マチネにTSついてびっくり嬉しかった〜
それにしても、風海さんもたっくんつっくんも、私が知らない他のゲストさんも、Dってゲストさんの新たな一面をバツーンと開けるのが凄い。
ダニエルさんなんて歌のイメージまったくなかったし、ましてや喋るとこんなオモシロい人だなんて思ってなかったし。
直道くんも全くカラーが違うのにあんなにとけ込んで、天然辛口ぽいとこが意外だったりそこが面白かったり。
豪さんが新吾さんとの仕事が気持ちいいって言ってたけど、そんな新吾さんだから初めましてなゲストさんのまだ開いてないボックスを開けちゃうのかな。
Dのカンパニーとしての懐の深さももちろん。色んな意味であったかい場所なんだろうな〜
こばりょにはもうちょっと優しくしてほしいけどね!(笑)

あー、楽しかった!