boti-poti

観劇、LIVE覚書

DANCE_OPERA MASQUERADE2013   20130602

DANCE_OPERA MASQUERADE_2013

20130529~0602
天王洲銀河劇場
DIAMOND☆DOGS

中世のヴェニス
今宵は美しい女相続人ポーシャの婚約者を選ぶための仮面舞踏会
ポーシャに恋い焦がれるバッサーニオは、親友の貿易商アントーニオとともに、仮面を求めてユダヤ人の高利貸しシャイロックの元を訪れる
だが、しかしシャイロックが手渡したそれは”闇”の仮面であった

”闇”に支配され恋に狂うバッサーニオ
友への裏切りとポーシャへの執着、人々の運命をもてあそぶ道化
やがて愛は憎しみを生み、刹那の邪気が全ての人を狂わせる

最後に微笑むのは誰、、、?
Endless_Waltz、、、繰り返す輪舞

人々の想いを正餐に、今、道化が操る神々達の宴が幕開く
(パンフレットより)


2010年の再演。
様々な期待と想いを胸に観に行きました。
以下、いつも通りの独断と偏見に満ちた感想文です。

博品館から銀河へ場所を移し。4人のゲストを迎え。
さーどんな舞踏会になるのかなっと心躍らせて向かった銀河劇場。
SWAN、サンバと見ていて初演と再演にストーリー性の違いや演出がガラリと変わるなんて事はなかったので、闇ーズが増えて道化を誰がやるかかなーくらいに思っていた私がアサハカでございました。
まさかこんなにガラリと変えてくるなんて!!!
前回見せていなかった頁を見せるかのごとく場面が増えていて、更にゲストが加わった事で奥行きも深みも増して豪華になっていた。
べた褒めしすぎかなーと思うけど、其々の役割に余裕が生まれていて、それが存分に生かされていたように思う。
たとえば闇。闇ーズ二人でも十分に素敵だったけれど、今回泰ちゃんを筆頭に闇ーズが総勢5人。
五人が蠢き、闇の中から這い出してくる所は目が忙しくて困った。
其々に動きがきれいで、見ごたえがある。そんな中で泰ちゃんも見劣りすることなく踊っていて「おっ」ってなった。
身長や体格で言うと圧され気味ではあるけど、存在感は負けてなかった。と、最近泰ちゃん贔屓な私は思うのです。
頑張ってる成果が目に見えて出てくるのは本人も嬉しいだろうし、何より三年前、アイスキャンディーみたいに溶けてなくなっちゃうんじゃないのってくらいみるみる痩せ細っていったあの子が、こんなに逞しくなって。みたいな感慨があるんだ。
ゲスト4人の闇は各々役もあって、バッサーニオの友人であったり、ポーシャの侍女であったり。
でも、それが本当にその人たちなのか、闇が為りすましてるのか分からない薄気味の悪さがあった。
そもそもベニスの商人を下敷きにしてるとは言っても内容が違いすぎるので、彼らをどう捕らえるかは観ている人それぞれなんだろうな。

気になっていた道化は新吾さん。
何となくテンスのイメージが頭に残ってたのでかざみんかなぁと勝手に予想してたから、本当にびっくりした。
そんで、比べるのは違うと思いながらも比べてしまうのは両方観ているとどうしても、ね・・・。
まっさらな状態で観たいけれど、初演、ファーストインパクトはどうやっても拭えないんだなぁと色々観てきてわかったんだけど、やっぱりちょっとそんな風に観てしまう自分が残念なんだな。
どっちが良いとか悪いとかでないのは、道化の役作りがそもそも違っていたから。
原さんの道化はポーシャを愛していた。それはもう狂気に触れて命を奪ってまで手に入れようとするほど。
だから、最後のシーンはDVDで観てもゾクゾクするし、実際劇場で観た時は鳥肌がたった。
あの観劇後の興奮を今でも覚えているだけに、そこと全く変えてきた今回の道化に少しほっとしてもいる。
どうしても、あの道化と同じ空気は出せないと思うから。
噎せ返るほど甘い血の匂いと濃密な闇を体感できたのは原さんと、あの「場」があったからだ。
博品館も息苦しさを感じるのにちょうどいい広さだったのだと思う。
今回、そう言った意味で銀河劇場、11人という人数は華やかで豪奢なステージになったけれど、その分息はしやすかったし、あの濃く芳しい香りは薄まっていたような気がした。
そう感じた理由の一つが道化だ。
今回の道化は少なくともポーシャを愛していなかったと思う。恋い焦がれても。
ただおもちゃで遊ぶように、ポーシャと周りの人の命を奪った。
それも、彼自身、闇に操られているとも知らずに。だ。
原さんの道化は闇を完全に従えていた。時に自らに牙を剥こうとする闇を御していた。
その力の根源はポーシャヘの執着で、そこには間違いなく愛情があり、そこから温度が発せられていた。それがあの重苦しい空気を作り、切なささえ感じさせた。
新吾さんの道化は、闇を従え、遊ばせている気になって、実はそうではなかったことが最後に曝かれる。
でもただ闇に操られていたのかと言うとそうでもない。
何が違うのかなと考えて、原道化の闇にあった人間味が新吾道化にはなかったって考えるとわりとしっくりいった。
ポーシャを愛して、それ故に闇に落ちた原道化と、そこに何も無い森道化の温度差のようなもの・・・?
新吾さんの内にある闇って、人間ぽいねちゃっとしたものじゃなくて、宇宙みたいな物をイメージしてしまうから、それもあるのかな。
何もかも呑みこむブラックホールのような、最後には自分もちゅるっと呑みこんでしまうような、足もとがふわふわする怖さを持ってる人だと思う。
話が飛んじゃったけど、ラストシーンを観て、それまでの間、ずっと感じていた違和感がすっととれて、そこは気持ちが良かった。
新吾さんの悪い顔はアンヘルに引き続きだけど、こちらの方がよりあくどさが増していたように思うし、丁度開演前に会った友達がSWANの悪童天使のような新吾さんをもう一度みたいというような話をしていたから、期せずして。とも思った。ちょっと年くっちゃったけどね。

先に進もう。

幕が開いてすぐ(といっても、すでに緞帳は上がりっぱなしなのだけど)ガシャーンとガラスの割れるような音とともにステージが始まった。
現れたのはポーシャと道化。道化にしなだれかかったり纏わり付いたりするポーシャは髪がソバージュのアップにボリュームのあるドレスでちょっと場末のホステスのようになってたよ。
メイクと衣装は前の方がよかったー!って思った。
キリツヤアップの方が清潔感があって「女相続人」て役もなるほどの高潔さだったんだけど、何だろうあれ、髪型なのかなぁ・・・「スナック・ポーシャ」は駅前の「スタンド・ポーシャ」に格下げ移転されました的な・・・3年の間にかさみにかさんだ借金が・・・的な。
うん。とりあえずその件はおいておこう。
そんなポーシャを軽くあしらいソデにする道化。
屈辱に顔を歪め、持っていた薔薇の花束をむしり食うポーシャ。
そんなポーシャをみかけてキュン☆してるバッサーニオ。
どこに「キュン」する要素があるのかはわかりませんが、とりあえず「その女、処女じゃねぇぞやめとけ!」って咄嗟に心の中で突っ込んだことは書き残しておこう。
その後もう一度「その女処女じゃねぇぞ」って思ったんだけど、そう、前回もだけどポーシャの非処女感があふれまくってて、爛れまくってて、舞踏会のシーンでは18R出てもおかしくなかったよ。
そんな三人の背後で闇ーズが仮面の入った箱をあっちやったりこっちやったり。
そこからも目が離せなくて、ほんと忙しかった。
舞台装置は大きな階段だけ。確か博品館でもそうだったけど、今回はさらに大がかりな階段になっていたのでその点でも見応えがあった。あと布の使い方も相変わらず好きです。紗幕だっけ?白紗?どっちかな。ま、いーや。

最初に仮面を手にしたのは道化。
着けるなり苦しみだして、一通りもがいた後、仮面を外して正気に戻った。と、思っていた。
仮面は箱に戻され。人の手から闇の手へ、そしてまた人へ。
シャイロックは常にナイフを片手に闊歩していて、仮面着けなくてもアブナイ人っぽかったな。
黒いレースに花の刺繍が素敵なコートがTAKAちゃんに似合ってて、髪型もあのふわふわボブがかわいかった。
あとまだまだ出てこないけど貴族の利さんもマシュマロカットでかわいさがましていた〜。これは嬉しかった!かわいい利さんが好き☆
仮面を廻るアントーニオとシャイロックの商談も、一度不成立になったのかな。この辺り、仮面の入った箱ががあっち行きこっち行き、シャイロックにアントーニオ、バッサーニオがあっち行きこっち行きしてて頭の中で話が組み立てられなかった。
気がついたらアントーニオが仮面を手に入れてくれていて、バッサーニオをそれを手にしていた?
けれどするりと降りてきた白紗に映るシルエットはポーシャ。
その前でニタニタと可笑しそうに笑いながら「ご覧じろ」とばかりに軽くステップを踏む道化。
この影絵、正面から見れたらもう少し具に内容が分かったのだろうけど、残念ながらバルコニーから斜めに見ていたので、ポーシャが怪しげに踊っていることとそこにバッサーニオが現れ、何故かポーシャが自害してしまったことしか見えなかった。
何故彼女は自害したの?これは「廻る運命」の輪の一環なのかな?
ちょっとこの辺で混乱してしまったのだけど、次に現れた貴族で少しほっとした。
言ってみればこれが前回の冒頭になるわけだ・・・よね?(DVD見返しましょう)
貴族に続けて現れる闇、なのか、人なのか。
ポーシャの侍女ネリッサのかざみんのドレスがプチポーシャで素敵。他の闇もそれぞれ貴族っぽい形に仮面を着けて、いよいよ仮面舞踏会の始まり。
ここはもう、人数が多いだけに圧巻。いいねいいね、この「舞踏会」っぽさ!
現れたポーシャはさっきよりも色めいて見えて、ほんとにこの人舞台の上では性別ないなーって恐れ入ってしまった。
貴族もシャイロックもアントーニオもソデにして、バッサーニオに一瞥。
渦巻く嫉妬とともに闇達が蠢き出す感じにドキドキした。
そんで、バッサーニオの目の前で闇と道化と戯れるポーシャはR18指定でした。
階段の半ばで道化と闇に囲まれ怪しげに身をくねらせながら、ぬるぬる脱ぐんだこの人・・・
ちょっとバッサーニオ見て目を戻したら、シャツの前がはだけてて、あれ?ってなりながらもまた他に目を移して戻したら、今度はぬるっと上着を脱いでしまっていた。
半裸になって舞台上に降りたポーシャを囲み、絡みつく闇達。
えー・・・仮面舞踏会って言うよりいかがわしい何かの会のようでしたが、一応「妖しくも美しい」って言っとくかな。
私はほとんど階段の所でポーシャの抜け殻である上着と赤いストールの匂いを嗅いだり頬摺りしたりしてる道化に注目してたのです。
そのうっとりした表情もだけど、道化の手からポーシャの上着を奪い取ったバッサーニオに向けた表情がもう・・・っ、やられたーってなったわ。なるしかないわ、あんなの。
愛おしく苦しい表情でポーシャの抜け殻を抱きしめるバッサーニオを一瞥して笑ったあの酷薄さ。
あの一連の芝居がちゃんとDVDに収まっていますようにと祈っているのだけど、ポーシャのアダルトコーナーがメインになっているような気もしないでもない・・・。頼む、あの一瞬を、あの一瞬だけでいいから納めて。お願い・・・

爛れきった空気に場が満たされた後は大筋前回と一緒かな。
アントーニオとシャイロックのいざこざ。巻き込まれるバッサーニオと貴族。
囁く闇。
闇に惑わされ、幻惑に戦き自害する貴族利さんの散る姿が何か好き。
髪を短く切ってたからでしょうか。かわいくてですね〜
おじさんかーわいいなぁって見てたら脅えきった顔で逃げ惑うわけですよ。かーわいいったらありゃしない。
ルビーもだけど、私はこの「弱々しい利さん」が好きみたい。
階段の中盤くらいから背後に倒れ落ちて、それを闇が抱きとめる演出もよかった。
こうゆうのは人手があるからこそ出来る技だな〜と。
貴族が死んで、仮面はポーシャに。ナイフもポーシャに。
闇の呪縛から解かれてポーシャに誘われるまま抱きしめるバッサーニオ。
一撃で仕留めるポーシャ。
全てが終わった後、触れたポーシャも自害してしまうのだけれど、果たしてこれは・・・?
と、言うのも。既に自害してしまっている筈のポーシャ。
あのシーンはこの場面を道化と闇が垣間見せた物なのか、それとも繰り返す運命の一部なのか。
壊れてしまった全てを見てせせら笑う道化の、ポーシャの扱いのぞんざいさにそこに愛はないのね〜と確信して、だからいいのかと納得。
ほんとに雑な扱いだったな〜。しかも重そうだったしな。
1人でワルツを踊ったかと思うと、思いつきのようにポーシャを振り回して踊ってみたり、やっぱめんどくさいからやーめたとその体を投げ捨てたり。
おもちゃにあきた子どもと言うには老いていて、けれど老獪と言えるほどの密もなく。
「道化」という言葉がぴったりの彼が遊び厭いて振り向いたそこに、やってきた闇。
脅える顔がとびきりよかった。
操っていた筈の闇が迫ってくる。
食う側から一転、食われるモノへ。
出来れば彼の悲鳴、断末魔が聞きたかった。
代わりに響き渡ったのはガラスの割れる音。
崩れ落ちる道化と、命を干して立つ闇。
しびれたね。
冒頭のガラスの音がここできて、ストーンと全部が繋がったような気持ちよさがあった。
それはその一瞬だけで、今こうして書きながらも考えてもわからない部分が多いのだけど、あの気持ちよさを味わえたのだから最高。

途中まではどうしても前回との違いを比較しながら見てしまっていたアタマも、これ全く別もんだぞと気付いた時点で余計な事は考えずに見てくれました。
なによりこの終わりが好き。
初演マスカレは原さんあってこそだけど、再演マスカレはゲストの多才さ、そして何より泰ちゃんの成長あってこそじゃないかなとは言い過ぎかしら。
もちろん新吾さんの道化も原さん道化と全く違っていて、だから今回のストーリーになったんだろうな。
初心でドキドキ童貞バッサーニオも、今回は「青年」って感じでちょっと頼れるような雰囲気もあって素敵に成長していた。
一方的に全ての情熱をぶつけるのではなく、ポーシャへの想いを内に止めて、それが溢れ出てって感じがあって切なかったな。
再演ってその人達の数年が如実に表れて面白いなって思う。
個人だけでなく、チームとしての成長も。
ゲスト4人、多いのか少ないのか分からない人数だけど、彼らの存在があってマスカレードは豪華絢爛なステージになってた。
闇がうねうね出てくると、もうほんと目が足りないんだ。
シンフォニーで加賀屋さんいいなーって見てたから、また見れて嬉しいし、やっぱり風海さんの風を切るような半月蹴り(違)が好きだ。
あの技なんていうんだろう・・・。半月蹴り(違)・・・側、宙かな?


本編が終わって休憩なしのショー・タイム☆
利さんはまたパンフで異を唱えてたけど、きっと取り上げてもらえることはあるまい。あ、リーダーが四十を迎えたらあるかも??
にしても、さっきまで爛れた娼婦(違)の姿で踊っていた人が、あーんなかわいい顔で出てきて、魔法使いみたいにステージに灯を点すんだもん。
ずるいよねーーーってならざるを得ない。えないよ!
ニコニコ出てきたリーダーがふっと手を翳すと下手に光が、今度は反対側。最後にキラキラシャララが降りてきたらヴェニスの街から一転、ベガスのショーケースだよ〜
もう手拍子しまくりでめっちゃ楽しかった。
ゲストの見所も盛りだくさんで、それでみんながニコニコ踊ってるのが素敵でね。かざみんがお茶目で、ゲストの中でも遊びが多かった気がする。
あと翼くんが同い年なのかな?ONE歌ってる時にじーっと皓ちゃん見てて、それに気付いた皓ちゃんが反応返してるのが(残念ながら皓ちゃんは背中向けてて顔見れなかったんだけど)おかしくて、ずっと観察してしまった。
他にも類TAKAが歌ってる時に階段の所に座ったリーダーと泰ちゃんの「俺が」「俺が」って次の歌い出しを争う(?)お遊びもかわいくて、それに気付いた利さんと皓ちゃんの「アイツら何やッてんの」てジェスチャーと、泰義の近くに座りながらもザ・我関せずな新吾さんの対比がすごーく可笑しくて、もう声出して笑いたいのガマンするの辛かった〜。
何の曲だったか忘れたけど、類TAKAが歌ってる時に後5人並んでて、リーダーと皓ちゃん、そんで後3人ゲストなんだけどきっちり7人で、でも全然雰囲気良くて、でもDIAMOND☆DOGSじゃなくて、何か不思議〜な感じだった。
違和感ではないんだけど、私にとってのDIAMOND☆DOGSは今のメンバーなんだなって改めて思った。
ONEをゲストも一緒に歌ってくれたのが嬉しい。
ほんっと良い歌。私も声は出せないから口パクで一緒に歌って楽しかった〜。
あと新曲なのかな?今回の舞台に雰囲気がぴったりの舞踏曲ってかんじのやつ。もしかしてライブとかでやってたりするのかな。
ダンスナンバーで定番にして欲しいくらい気に入ったんだけど、私がそう思う曲って何故か次にお目に掛かることがなくて残念なんだよね・・・
全員お揃いのツートンカラーのスーツで、ズボンの内側がレース仕立てになってるのが素敵だった。
足の長い人向けのデザインではあるなーと思ったけど(笑)
ジャケットの裾が丸くなってて、広がるようになってるのがもうツボでツボで。
何回だってどこでだって言うけど、マント、ケープ、翻る裾大好物の私はもうこれだけで満足しちゃう。
リーダーだけ裾が長くてその分翻り感とかゴージャスさとか増すんだけど、あのちゃんと計算されて仕立てられたであろう裾を捌く新吾さんが格別格好良くて、道化アンヘルの小物感を払拭してくれてあーやっぱりカッコイイこの人カッコイイよ!ってなって嬉しかった私。
欲を言えばみんな裸ジャケットだったのでシャツ着て下さいってとこかな・・・。
鍛えてるし見目麗しいお体なんですが、服は着てる方が好き。目のやり場に困らなくて良いし。
11人が縦に並んでざーっと開いていった一番奥にリーダーがいるって演出はセンターで見たらすごかったんだろうな。
ここはDVDに期待。是非真ん中で抜いていてほしい。一番奥でドヤ顔待機のリーダーが見たい。
これの前かな。OからTriangleに移る時、リーダーだけが出てきて、新吾さんがかぶってたハットを渡せと催促。
汗で手が〜帽子にも汗が〜なんてやりながら、じりじりリーダーに近づいた新吾さんがぱくっと唾を加えて手をパンって叩いたら、ダダダーーーって全員が出てきてリーダーを取り囲んじゃった!
楽ならではのお遊びだったのかな?リーダーが本気でぎょっとしてておかしかったのと、男9人が一斉に飛び出してきた迫力に大笑いしてしまった。
しかも皆で「お願いします」と差し出される帽子にちゃんと仕込みがあるんだもん。
泰ちゃんはタンバリン持ってて、もうみんなの期待の眼差しがそこにいくでしょ。
タンバリン2回のシャンシャン、パンって泰ちゃんの頭叩いて、そんで次は誰かなって見てたら類ちゃん。
ハットの中に金パン仕込んでてリーダーに渡したら、ちゃんと途中まで履いてくれました(笑)
これやっぱり楽だからなのかなぁ。おっかしかった。
最後はちゃんと新吾さんからハットを受け取って解散!だったんですが、利ちゃんとあれ誰だろ、衣装着てたからゲストかな?地団駄踏みながらはけてってそれも面白かった。
パンフレットにも書いてあったけど、ちょろっと踊るだけのゲストではなく、がっつり踊ってちょろっと歌って、すこーし面白い事もして、それがDの流儀っぽいので、また懲りずにゲストにきてくれるといいなぁ。


なんかまた長くなってしまった。
色々と抜け落ちてるところもあるけど、それはまたぽちぽちと。
ダンス・オペラは三部作でこのマスカレードが最終章と銘打たれているけど、また新しいダンス・オペラを見ることができたらいいな。
初めてDに触れたのがサンバナイトで衝撃を受けたので、固定観念はよくないんだけど、DIAMOND☆DOGS=ダンス・オペラなんだよね。
次から次に先へ進む彼らだけど、またふと思い出したようにこんなステージを作って見せてくれたら嬉しいなと思うのでした。