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観劇、LIVE覚書

ABC〜赤坂ボーイズキャバレー〜 心ごと脱げ!  20100905

ABC〜赤坂ボーイズキャバレー〜 心ごと脱げ!

2010年9/3〜5 サンケイホール ブリーゼ
原案:松野一茂
脚本・演出:堤泰之(プラチナ・ペーパーズ)
企画・制作:ケイダッシュステージ


前回青山を観れなくて、次あったら絶対〜と思ってたABCに増田さんが出るよ!ってことでこれは何が何でも・・・と食いついたらおさむちゃんが居たり新吾さんがいたり、気付いたら目が足りない状態でした。
以下、いつも通りの感想書き散らしです。




9/5 大千秋楽見て来ました〜。
少し早く着いたので、客席で買てきた本を読んでたら何か会場のあちこちがざわざわし始めた。
なんじゃいと顔を上げたら、丁度二階席の入り口からまっすーがふらっと入ってくるところでした。
びっくりした!!びっくりしたよ!!!
緑のTシャツにジーパンのまっすーは不機嫌そーな顔でティッシュ配ってました。こっちにも来ないかな〜って見てたら階段昇ってきたので、そっと手を出したらちゃんとティッシュくれた〜。
わーいわーい!!まっすーのブログ先行申し込んで取れたチケだったのでお礼言いたかったけど、とてもじゃないがまっすーはそんな雰囲気ではなかった・・・(他のキャストさんは客席とお話ししたり、パンフにサインしたりしてた人もいた・・・みんなその役のキャラだったのかな)
目が据わってて虚ろ〜なまっすーは恐かったけど相変わらず端正なお顔でした。まっすーの顔が好き。ちょう好み!(もちろん演技も好きですよ)
他には相葉さんが一階席でチラシを配ってたり、なんか女装の人とそれをエスコートする人がいたり・・・ミュキャス以外は知らない方ばかりだったんで目の前通り過ぎても「ふぁ〜」ってなってるだけでした。(あ、DAIZOはわかる)
あと渡部さんともう一人誰かがガチャピンとムックのシャツ着て現れて客席巻き込んだり一階席のキャストいじったりしてやりたい放題で面白かったです。
あんなシャツ売ってるんだなぁ。
おさむちゃんと新吾さんは二階席にはこなかった・・・。間近で見たかったな。最後のショータイムの時もおさむちゃんと新吾さんは一階でした。まっすーは二階に来たけど逆サイドだったのでちらっとしか見れなかった〜〜。
一階席で何があったのか・・・色々きゃわきゃわ声が聞こえてたから楽しいことしてたんだろうな。
ロビーにもいたらしいのでさっさと客席についてしまったことを後悔しました。道理でいつまでたっても客席が埋まらないはずだわ〜〜。




舞台の内容はそれぞれに問題を抱える男達が集まって自分たちの力で舞台を作り上げていく、青春物語でした。
売れない漫才コンビや中々芽のでないストリートダンサー、分裂解散しちゃった劇団の主催に自分が所属する劇団の方向性に疑問を抱く役者、現実に絶望しているフリーターにオーディションを受けるはずだった弟を事故で亡くした兄。
何かとクセのあるメンツですが、最初に語られなかった人達もそれぞれ問題や悩みを抱えていて、劇中で自己紹介しながらそれを明かすって手法は面白かったです。
人数が多いから一人一人の背景を語っている時間はないけど、知らないとその後のお芝居がしっくりこない。最初に語られたのはその人たちになるのかな。ちょうど劇中劇の最中にそれを語るキャラクターもいて、それがそのお芝居の内容とリンクしていて見ててわかりやすかったし面白かったです。
単純にお芝居二本見た感じ!すっごいお得感!!
みんな個性的でそれぞれ面白いんですが、なにせ人数が多いから覚えきれない・・・。取り敢えず頭に残ったのはお目当てのまっすーと新吾さんと林さんです。アイルの「ろっくかいじょ〜〜!」も中々面白かったけど、語り出すと全員語らないと気が済まないので・・・略略


まっすーは漫喫で寝泊まりしているフリーター。どうにも夢も希望もなさそうな現代社会の歪みの象徴のようなキャラでした。
目がうつろ〜なの。お芝居の稽古期間にキャストのあちこちからちょっとずつ借金して、しまいにはお金持ちで才能あふるる富浜@斉藤ヤスカんちに転がり込んで寝泊まりしてる始末。
あいつ大丈夫かよとか言われながらも、最後はしっかりしてたんですが、そのしっかりする過程が省かれてたのがちょっと残念。「あいつ大丈夫かよ」→稽古も佳境、でも問題は山積みで・・・→舞台本番終わって大団円(?)って感じで、お芝居の中で成長していく役もあったんですが、もしかしたら私はそれを見落としたのかな。だとしたら自分残念すぎる・・・
しかしまっすーが満喫で寝泊まりしてたらそっとおうちに連れて帰るよ。それか「これでホテル泊まりなさい」ってそっとティッシュに包んだお金(おばあちゃん)を握らせます。膝を抱えるまっすーがかわいくてキュンとしたわ!


新吾さんはゲイバーのショータイムに立つダンサーって役でした。紹介シーンでゲイバーのホステス(?)役にアイルとおさむちゃん。ベストバランス!
よくわかんないおっさんに絡まれてじろじろ体を見られて「良いからだしてるねぇ」って。あとむき身のバナナを差し出されて戸惑いながら口をつけようとした新吾さんにそわそわしました。バナナは結局食べませんでしたけど、なんだアレ・・・
あと劇中劇ではソロダンス〜〜!男に女のカッコさせて踊らせてる女郎屋って設定でよかったのかな。とにかくそこの売れっ子女形が新吾さんで、赤い襦袢を覗かせながら舞い踊っておりました。Dの公演でしかセンセのダンスを見たことがないので新鮮だった〜
えーとね。ちょっと、寂しがり屋の某女神を思い出さないこともなかったけど、シャープでカッコいいのは新吾センセだなと。女神はしなやかで艶めいていて色んなもんまき散らしながら踊りますからね。正気じゃいられなくなりますからね。
しかし新吾さんも負けず劣らず色めいてはいた・・・←
最後は三人組のストリートダンサーズと仲良くなって、お前等と一緒に踊りたい!って(これが一番好きな台詞だそうです)殺し文句でかっこいいのなんの。慕いたくなる兄貴分ですよね、決して兄貴風は吹かせないんだけど、頼れる兄貴!!って感じがします。
自分が新吾さんについてこんなに語れるとは思わなかったのでちょっと新境地でした(笑)


おさむちゃん@林修司は何て言うか不思議ちゃん?
全員が揃ったとき取り敢えず必死でまっすーと新吾さんと林さんを探したんですが、まっすー(顔)と新吾さん(二の腕)はすぐに見つかったのに林さんだけ中々見つからなくて焦った・・・。結局あれかな?って見当つけてたのが当たったので一応愛は感じて欲しい。
赤紫のジャケットとかどんな役だろうってドキドキしてたら、点呼の時にいきなり「ぼくはね〜地球の言葉をきいているんだ〜」ってほにゃららなこと言い出したときは思いっきりツボってしまいました。
お・・・っ、王子!!(笑)うっかりおさむちゃんは王子キャラだったので、あー、なんか面白そうなのきた〜ってワクワクしてたらずっと最後までそのままふわふわ頭の中にちょうちょが飛んでいるような役でした。
劇中劇でもご神託預かる白い神職装束で戦闘員にまぎれてふわふわひらひらちょうちょのように舞ってましたよ〜。かっわいいなぁおい!!って思ったのは言うまでもありませんが、意をつかれたのは全てが終わって丸く収まったときに一言しれっとまともなこと言ってはけていったことです。
お・・・・っ(言葉にならない)私がどれだけキュッとなったか察してください。
あとは自己紹介の時に小学生だか幼稚園児だかに集団で遊びとういう名の暴行にあっていたことがとても印象的でした。おさむちゃんをぼこる園児の集団@キャスト達はとても活き活きしていた・・・。



一幕はみんなが集まった理由と抱える問題、そして新しい舞台を作り始めてまた出てくる問題が描写され、二幕ではほぼまるっと劇中劇。その中でまだ語られていなかったキャストの自己紹介兼過去紹介、そして個人的なものもグループ的なものもひっくるめて問題が解決されていくって構成。
先にも書きましたが、劇中劇の役がそのままその人の持っている問題や悩み、特性を使った役になっているのでお話がわかりやすく、はしょってみても「大体こーゆーはなしなんだろうなー」ってのが分かってお芝居を二つ観た気分になれます。
そして物語は終わって、舞台も無事成功。けれどそれでめでたしめでたしではなく、まだまだ続く彼らの可能性や人生を匂わせて終わりってのも好きだな。


舞台の後のカーテンコールはまさかの〜!?でも感じたけど、どっちのお芝居のカテコか分からなくて不思議な感覚でした。
その後のレビューもあるしね。みんなタキシード姿で格好良かった。まっすーが屈んだり動いたりしたあと、襟をシュッと直すしぐさが格好良くって・・・タキシードなんて着慣れてないはずなのに堂に入っててほれぼれでした。
逆に新吾さんは踊りまくって着崩れたりしてたけど、それもまたよろしで・・・(笑)結局好きって事に勝ることはないんですね。
おさむちゃんはもちろん似合ってました。そしてあまりアクションしないので集団の影に・・・やっぱりよく動く方に目がいってしまいますね。
ショータイムでは本来東京で千秋楽を迎えている新吾さんのダブルキャスト上口さんがいらっしゃってて、飛び入りで二人でおどっていました。後で上口さんが挨拶の時に言ってたのですが、これは新吾さんが「一緒に踊ろうぜ」と粋に取りはからってくれたそうです。かっこいい!!


千秋楽だったので一人一人コメントと好きなセリフを言ったのですが、これも人数多すぎて覚えていないので覚えているほど強烈なキャラと例の三人だけ。(うろ覚えなので雰囲気だけ察してください)

まっすー
挨拶はこの舞台に立ててよかったなどなど割と短め。好きなセリフはティッシュ配りで言っていた「ABC 赤坂 ビューティ センター」を客席と一緒に言いたかったそうですが、どうにもかみ合わず滑っちゃいました。司会(堤さん・・・?)に「一番言わなきゃ良かったって思ってるのは本人だから!」って言われてましたが、その後のヤスカが滑るどころか会場中を凍り付かせたのでなかったことになりました。
あと自分の番が来るまでは緊張した感じで舞ってたけど、終わった後は身を乗り出してコメントを聞いて隣のヤスカと笑いあったりしてました。かわいいなぁ・・・天一誰かと一緒に行ったんだったらいいなぁ←おばあちゃんは心配性


新吾さん
やっぱり挨拶はこのメンバーでやれて良かった的な・・・
好きなセリフはキャストみんなを振り返って「お前達と踊りたい!」って。きゅんきゅん!かっこいい!!
あとはるいるいのコメントの時にすっごい食いついていた気がします。カエル、の振り付けは豪さんだよねぇ・・・?あ、でも前回のABCや他のお仕事で一緒したことがあるのかな。なんかるいるいのこと好きですか?って聞きたくなるくらい反応が大きかった。しかしるいるいはそうならざるを得ないほどかわいいです。(今回は目立った役じゃなかったから残念だったな)


おさむちゃん
ケンケンから会場から名前を呼ぶシステムが出来てしまったので(笑)ケンケンるいるいせいちゃん等々声が飛ぶ中、おさむちゃんの番ではちゃんと「おさむちゃん!」って声がかかってました。
でも挨拶の出端をくじく感じだったので、挨拶がちょっとぐだっとなっちゃったのが残念。ああいう声をかけるタイミングって難しいですね。
るいるいは「るいるいです!」ってお返事して、後のキャストさんは割と流してたんだけど、おさむちゃんはどうするかな〜?って見てたら客席に向かって「愛してるよ!!」って声がかかる度に返してました。
その返しにキャスト一同どよどよっ。新吾さんは指さして隣の方と笑ってた。確かに・・・あんな返しできるのおさむちゃん位だと思う。リーダーは・・・しないよねぇ。したら客席で死人が出るもんねぇ(その前に彼処の公演はみんなお行儀がいい)
二階席にも手を振って「愛してるよー!」って言ってたので、二階席から見ていた無音の私もにんまりでした。愛してるよーってなぁ・・・まさもみnr・・ごくん。


あと初っぱなからケンケンが泣きそうになってたり、劇中あまりにも叫びすぎて声が出なくなってたキャストさんがいたり、人数の多さに後半ぐだぐだになりそうになりつつ挨拶して〆!
カテコはさすがに二回までかな〜って席を立ったら、階段降りてる途中で歓声が聞こえて、ロビーのモニターに映ってる映像見て「ええ〜」ってなりはしたけど、予定の電車に乗れたのでまぁよいかと・・・。あれはDVDに入るんだろうか。
あと、あ、そうだ。一幕の終わりにみんな裸(腰のあたりを布で隠して)でポスター撮影ってシチュエーションがあったんですが、ストロボ一瞬たいて終わりだったのであんまりよく分からなかった。あれ一階席前方だったらちゃんと見えたのかな?
パンフはあおぼんタキシードバージョンを買ったので凄いお体は観れませんが満足です。着衣が好きです。タキシード?大好物だとも。なので満足です。


色々楽しいお土産ができた一日でした。来年あったらまた行きたいな。
たまには若さにふれないと老いるばかりですから。
相変わらずの思い出日記な感想をここまで読んで下さってありがとうございました。
誤字などは・・・また追々見つけたら直していきます〜。