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観劇、LIVE覚書

ドラマチックジャーニー 完成披露上映会(ドラマ) 20100731

朝からずっとネットが繋がらなくて泣きそうでした・・・。
金曜日も結局ルーターの電源引っこ抜いて回線繋げ治すところからでやっとこ復旧したってのに、またー?って感じです。
夏だからなの、この部屋が暑いからなの・・・?ネットを奪われたら何もする事のない引きこもりなので頑張って欲しい。


さてさて。無事にネット繋がったので感想ドラマ編です。
一日経っただけで記憶が・・・ですが、面白かったーってとことか思い出しつつ書いていきます。
あと相当突っ込むと思うので、そういうのがお嫌いな方は目にしない方がいいと思います。
ドラマの内容やオチにも盛大に触れてますので、ネタバレお嫌いな方もご遠慮くださいね〜。(それにしても私感想とか書くのへただわ)


チェンマイの記憶
市川知宏さん主演
ストーリーは彼女の思い出(?)を辿って市川さん扮する北川千尋チェンマイを旅する、ラブストーリーです。
恋物語というものにとんと興味がないので、これこそもう盛大に突っ込み祭りで観てしまいました。
ゆみの撮ったチェンマイの写真を頼りに彼女の足跡をたどる千尋は、順調にそれぞれの場所を見つけていましたが場所が日常の生活圏に入るにつれてそれが難しくなってきてしまいます。
親切な町の人が助けてくれたりするのですが、それもダメ。空振りばかりで煮詰まっていた所に、不思議な少女が現れます。
この少女が町の人の話に出てきた「困ったときに現れる森の妖精ピー」なんだなって観ている側はきっと分かったと思うんですが、千尋は笑い方が「ゆみにそっくりな少女」と認識。目があったとたん逃げ出す少女を追いかける内に、見つけられずにいた廟(のようなものだと思うんだけど・・・)にたどり着きます。
嬉しくなって少女を持っていたホームビデオで撮影する千尋。はしゃいで駆け出す少女、撮影しながら追いかける千尋
日本なら即逮捕です。しかもこの少女、後で千尋にしか見えなかったコトが判明。即病院です。
千尋に話しかけたホテルのオーナーも、「ここに小さな女の子がいたでしょ!」と半ば切れ気味に言われてポカーンです。
タイの人の心中を代弁するなら「この日本人やっべー」です。
千尋も自分やっべーと思ったのでしょう。その日はやたら神経質になってガタプルしてました。終いには彼女に向かって問いただす始末。
すみません、ほんとはここ感動のシーンなのかもしれない。でも色恋物語にてんで興味がないからもう・・・ネタにしかならない。


死んでしまった彼女からの手紙が随分後になって手元に届いたこと。その手紙にはまた今度一緒に来ようね、約束だよ。と書かれていたこと。
この「今度」と「約束」というキーワードが千尋を縛り付けていたのだと最後のシーンでわかります。
切々とカメラに向かって自分の気持ちを訴える千尋。大泣きしている市川さんは中々迫力ありましたが、後のトークで「口あけすぎですよね」と自ら突っ込んでました。うん、そこは私も気になってた。でもきれいに泣く人間なんていないから、私はこの演技いいなと思うんですけどね。
そして、少女との出会い→衝撃の事実でちょっと疲れちゃった千尋チェンマイを去ることを決めます。
ホテルのオーナーに明日ここを出ますと告げた後、ふと目にした宿帳(って感じのコトが英語で書かれてた。メモリー・・なんたら←英語ダメ)を開いてみます。
様々な旅の思い出やメッセージが書かれたページを次々めくっていくと、そこにはゆみの書いた一本のお話が。
泣いていた女の子の前に森の妖精ピーが現れ、彼女を森の奥へ誘います。目印をつけながらピーについていく女の子。そして現れた一本の大樹の前で、彼女は安心して眠ってしまうのでした。
というような内容。そしてその大樹こそ、千尋がずっと気になっていたのに探し出せなかったゆみの写真の中の一枚だったのです。
どうすればその場所に行けるのか。目を閉じ、耳を澄ます千尋にゆみの声が聞こえます。
「目印をたどって」とかなんとか、言ってたような・・・すみません、肝心の所をど忘れ。でもニュアンスはあってると思う。
そして場面は一転。ゆみを探してナイトバザールを駆け抜ける千尋。そこにあの少女が現れて千尋を誘います。
このシーン。ほとんど声は入ってないんですが、撮影中は相当声を張り上げてたようで、トーク中に「不審者でした」とおっしゃってました。うん。だろうね。
引きの場面でカメラさんとか遠くにいっちゃうと、本気で心配して話しかけてくる人までいたそうです。でも無視して駆け抜けちゃったって。外での撮影って大変なんですね・・・。


少女の後を追い、いつしか千尋は見知らぬ川岸で倒れていました。夜から一転朝です。ホテルで宿帳を見たのが昼過ぎから夕方と考えると、ぞっとする時間の早さです。でもドラマだからいいんです。
そんなつまらない突っ込みは放っておいて。
目を覚ました千尋の前にゆみが現れます。そしてそこにはあの大樹も・・・
生前伝えられなかったことをゆみに伝える千尋。仕事ばかりで何一つ彼女との約束をかなえられなかった事を詫びます。
けれどゆみは優しく笑ってそんな事は気にしてないと、ずっと最初から幸せだったよと言ってくれるんです。
残留思念がどうとかより、もうこれは千尋のわだかまりや後悔を解きほぐす旅だったんだなぁって漸くわかりました。察しが悪くて申し訳ない気持になりつつ、それでもまだゆみに「一緒に帰ろう」と言う千尋にイラッとしたりしました。
聞き分けのない千尋の背中を「行くのは千尋だよ」と明日へ向かうことを促すゆみ。なんて出来た彼女なの。
なのに千尋はわりと最後までぐずぐずぐずぐずゆってました・・・。だめだ、基本ダメ男がすきだけどぐずぐず思い切りの悪いやつはダメだ。
それでもまぁ、何とか立ち直った(?)ようでチェンマイを晴れやかな顔で後にする背中でエンドなのでした。




割とローテンションのまま繰り広げられるお話と、恋愛モノ苦手の意識が働いて私はちょっとしんどかったかな。
ゆみが何故死んでしまったのかとか原因が明かされなかったのは時間の都合だと思うんだけど、ちょっとでもこの辺が入ってたらまた印象は違ったのかもしれない。
タイはバンコクしか行ったことないので、スコータイの映像見たときも「こんなきれいなところがあるのか」と驚きました。
とくに千尋の泊まったホテルがよかった。ゲストハウスって言われてたから、ホテルとはまた違うのかな?
仕事じゃなく観光で行ったらきっとタイも楽しいんだろうな・・・
。いや、しかし犬の写り込みが少なくてすげーなスタッフと思った。チェンマイやスコータイは野犬少ないのかな〜。




スコータイの躍動
中河内雅貴さん主演
ストーリーはダンスが嫌になり日本を飛び出した中河内さん扮する遠山裕樹が町で出会った様々な人を通してもう一度夢に向かうという・・・これ分類何になるんだろ。青春物語?
バスの中で寝こけてしまった裕樹は見知らぬ場所につれてこられます。取り敢えずここはどこだと片言英語と身振り手振りでいろんな人にコミュニケーションを試みる裕樹。
「ココハー、ドコデスカー?」ってそれ日本語や!!と盛大に突っ込む場面がたくさん。あと、道行く人にホテルの場所を聞いて「ついてこいよ」と案内されるシーンでも「あの、大丈夫?恐いところとか連れて行かない?」っておどおど聞いているのが可愛かったです。ちゃんと演技なんだろうけど、何となくマサに近いキャラだったからマサを見てるみたいな気持になっちゃったんだ。


ついて早々の食堂のシーンでは、言葉がわからないのに適当に頼んじゃったらすごい量の食事が出てきて、目を丸くしながらも一生懸命食べてる姿がかわいかったです。がっついてる男の子はかわいいねぇ。あとマサが何か食べてるって映像あまりないから、貴重だな〜とか思いました。マニアックすぎて自分が気持ち悪い。
さてさて。見知らぬおじさんに連れてこられたゲストハウスN0.4。入るなりテーブルに座った強面のおじさんにじろりとやられて萎縮した裕樹は「間違えました〜」と引き返そうとします。
それを引き留める「スリーダンドレッドダラー」の声。(実際はもっと長いんですが、そんな長い英語を覚えられない)振り向くとこちらもアヤシイ現地人風の男。泰ちゃんです。泰ちゃんでした。会場中が爆笑。
丁度DL前のちょっと眺めの髪をぐしゃぐしゃにして、でっかいサングラスして、よれよれのTシャツ着てモップ持って。かなりこんがりなお肌の色に塗っておられました。そらもう大爆笑です。出オチと言われても仕方がない。


何となく勢いに押され、三百ドル払って(つーか高いよね、三百・・って聞き間違えたかな)お泊まり決定の裕樹。この子、押しに弱い。
取り敢えず部屋に入って、何かを確認して「よし、大丈夫」って言ってましたが、何が大丈夫だったのか・・・。私は南京錠を表からかけてるドアが気になってきになってしかたなかったよ。それ内側からも鍵かけれるんだよねぇ・・・!?
あとチェンマイ千尋もだったけど、部屋に入ったら速攻ドアは閉じろと見ていてヒヤヒヤしてました。押し込みとかあったらどうするんだ・・・。不用心すぎる。(ドラマです)
一息ついて携帯をチェックする裕樹。そこには日本の仲間(?)から来週のオーディションの事が書かれたメールが。
いつ戻るか決めてない。ダンスはもうやめた。と返す裕樹。この時もだけど、全体に見て表情の演技が上手くなったな〜って感じました。2ステに比べると段違いです。最後の決意の眼差しとか、すごくギラギラしてた。


そして夕食を食べに訪れたレストランで、エーンという少女と出会います。
ずっと「エン」だと思って見てたので、改めてパンフ見て「エーン」って伸ばすんだと知りました。
レストランのショータイムでタイの民族舞踊を披露され、ダンスにうんざりしていた裕樹は最後まで踊りを見ずに店を後に。エーンはショーの途中で退席されて腹をたててるようでした。
裕樹はショーが始まったときも顔を逸らしたり、苦しそうな表情をしたりして、エーンもそれが気になっていたようです。
タイ語で何か叫んでたけど、字幕とかなかったので何を言ったかは不明。放送の時は吹き替えか字幕が出るといいな。
その翌日。市場で食事を調達した裕樹が堤防に座ってご飯を食べていると、近くの木陰で舞踊の練習をしているエーンが。ずっと見ていると、彼女も裕樹に気付いたようで怒りながら近づいてきました。
この時タイ語でまくし立てられてたじろいだ裕樹に、続けて片言の日本で「コノ、タコヤロウ」「スットコドッコイ」と畳みかけるエーンの手法は中々だと思います。そうだよね、まずは相手の出端をくじかないとねって何の手法だ。
とにかく先手を取られちゃった裕樹でしたがエーンが昨夜のレストランの踊り手だと気付きます。
「レストラン、クビになっちゃったよ〜」と泣かれてジュースを奢らされたりして、始終エーンのペースでオロオロしている裕樹が面白かった。女子に弱い男子はいいねぇ。一見硬派っぽいのがそうだとニコニコしてしまいます。
またお店に来てねと言って去って行くエーン。裕樹は何か考えるところがありそうな雰囲気でしたが、ここでは何も語られませんでした。


ホテルに戻って携帯をチェックすると、そろそろ日本に戻ってきたらとまたメールが。本気でダンスを捨てる気はないんだろと書かれたメッセージにやりきれない顔をする裕樹。
こういう時、言葉って難しいなと思います。何て言えば閉ざした心を開いてくれるんだろうって一所懸命考えて伝えた言葉でも逆効果だって事もあるし、何気なく口にした言葉がすごく相手にとって救われるような事もあるし。中々気持を伝えるっていうのは難しいですね。
おそらく励ましや叱咤の意味をこめて送られたメールは今の裕樹には重苦しいものでしかなかったんでしょう。シャワーを頭から浴びて叫ぶ裕樹。
そして、その叫び声にびくっとする泰ちゃん。ここでも爆笑です。美味しいところ全部持ってくな!!ニコニコ
泰ちゃんは映像初とか言ってましたが、マサの2ステより遙かに良かったと思います。(マサファンです)コミカルな動きや言葉があってたのかな。登場シーンやこの後の場面でも演出がよくって、美味しい役だな〜と思いました。


さて。煮詰まっちゃった裕樹ですが、その後もエーンと会ってダンスの話をしたりしてました。
誰かに聞いて欲しいけど核心は言いたくない。自分の言いたいことだけを言って、黙って聞いて欲しい。片言でしか日本語を話せないエーンはうってつけの相手だったに違いありません。
でもエーンは聡い子なのか、割と核心を突いてきたり、まるい言葉で裕樹の凝り固まった心を和らげてくれてるのが見て取れました。
何も知らないからこその言葉が効いたんでしょうか。
その後ホテルに戻った裕樹。
例の強面オーナー不在のテーブルに置かれた「さくらももこ」の本に苦笑する裕樹に、「日本の本、帰るときに置いてってくれたら朝食つけるよ」と話しかけてきた雅彦に「日本語できるの?」と驚いていると、当たり前でしょとサングラスを外した泰ちゃんがかーわいいのなんのって。三月のトークショーではふっくらしてた頬がシャープになってて色々過酷だった事を思い出したりしました。
二人で屋台のような所でビールを飲みながら、雅彦は自分探しにやってくる日本人の相手をするのが嫌で現地の人のフリをしていたと裕樹に話します。
自分探さなきゃ自分がみつからないやつらの相手なんかしてられるかよ。
日本人はホテルに日本人がいると現地の人と話さなくなる。それじゃ何のためにこの国に来たのかわからないだろ。
おそらく裕樹にとって耳が痛い言葉を次々なげかける雅彦。でも裕樹は自分は逃げてきたんでも自分探しに来たんでもないとはっきり言います。そして「それならこの町を案内してやるよ」と二人でナイトバザールに繰り出すことになったのでした。
エーンは自然にだけど、この雅彦はずっと雅彦の様子を見てたんじゃないかなって思います。
たくさん「自分探しの旅人」を見ていた雅彦は、張り詰めて、意地になってる裕樹の心が少しでもほぐれてきた所を見計らって自分が日本人だと明かしたんだったら。いいなぁ、と。
めんどくさいとか言いながら、この後ばっちり裕樹に説教くれてやる雅彦はすごく面倒見が良くて親切な人なんだと。そしてこのタイって国が好きなんだろうなぁ。


ナイトバザールではトーク部分の感想でも書きましたが、ほんとに素なんじゃないの?ってテンションできゃっきゃしながら買い食いしたりビール飲んだりしてる二人が見れて楽しかった。
タイに言ったら屋台のものは食べるんじゃないときつく言われてたので、大丈夫なのかしらとドキドキもしたけど。大丈夫だから食べてたんですよね・・・。くっそ、私も食べたかったな〜。
散々酔っぱらって川辺(堤防?)に来た二人。すっかり深夜です。
酔った勢いか、それとも蓋をしていたものがエーンと雅彦の力ではずれかけてたのか、それまで内にため込んでいたものが一気に吹き出す裕樹。
自分探しに来たんじゃない。俺はダンサーで、それ以外の何者でもない。なのに、周りの奴のレベルに合わせろ。目立ちたがりのスタンドプレイ野郎と陰口をたたかれる。俺が悪いんじゃない、周りが俺のレベルになればいいんだと、ため込んでいた不満をぶちまけます。
けれどそんな裕樹に「ならなんでニューヨーク行かないんだよ」とすっぱり辛口な雅彦。
ニューヨークなら同じレベルの奴らとやれるんだろう。なのにお前はこんな所でなにやってんだよ。と怒り出した雅彦は格好良かったです。
先にも書いたけど、タイって国が好きなんだな。この町の人たちが好きなんだなって。色々考えるとにんまりしました。
雅彦も自分探しにここに来て、ホテルのオーナーに解してもらったクチのようなので、余計に自分の愛する国や町が「はけ口」にされるのが我慢ならなかったんでしょうね。
図星と核心と痛いところを疲れまくって呆然の裕樹。そんな裕樹を置いてずんずん行ってしまう雅彦。
手前に雅彦、奥に裕樹のカメラアングル。ただ二人の表情に見入っていたら、裕樹が突然叫んで雅彦に突進。どかんと音と共に殴り合いが始まってしまいました。
トーク部分で泰ちゃんがここのシーン恐かったって言ってたけど、今思い出してもそりゃ恐いよなと思います。ほんとに勢いすごかったもんな・・・。
その後はすごい遠いアングルで取っ組み合う二人が写されてたんですけど、あれも、わりと素?じゃなかったかなと。
セリフはともかく、上にのったマサを泰ちゃんがぶん投げたり、また掴みかかったり、転がりながら格闘している様はわんこがじゃれているようでした。
マサ、プロレス技出せば一発ケーオーだったんじゃないのかな。裕樹的にそれはダメか。


ぐでんぐでんになった裕樹を引きずって戻ってくる雅彦。二人でぎゃーぎゃー言ってたのでよく聞き取れなかったんですが、「でかいクチしやがって」「大きくねぇよ」って感じの事を言い合ってて面白かった。ここのシーン好きです。
階段に裕樹を置いて後は自分で何とかしろよと去って行く雅彦。あ、やっぱり面倒見いいなぁ。実際はマサの方が年上ですが、ドラマの中だと雅彦の方が年上ぽくて変な感じでした。
階段の上に放置され、壁に貼られたスコータイ遺跡の絵はがきを見つめる裕樹。
幸福の夜明けとかかれたそのカードと、迷っているときは自分の手を見ろと雅彦に言われた言葉が重なって、鍵をかけていた何かが開いたような感じがしました。
翌朝。幸福の夜明けを見てくる。と書き置きと日本の本を残して出て行った裕樹に嬉しそうな雅彦。
夜中に殴り合いした苦労が報われて良かったね。と思った瞬間でした。それにしても、この時置いていった本も去るときにチップ代わりに置いていった本も真面目そうな小説だったんだけど「絶対2〜3ページ読んで寝てる」と思ってしまったのはマサタカさんのイメージが先行したからだと思います。でもその話ももう二年も前だから、今は活字読めるようになってるのかな・・・。かな。
さて。レンタルサイクル借りて片道二時間のスコータイ遺跡までの道中。牛車にのったエーンと出会います。
休みがもらえたのでバンコクに行って、今からスコータイに向かう途中だと言うエーンを後ろに乗せて再び走り出す裕樹。残り距離どんくらいかは知りませんが、二人乗りで二時間弱の自転車旅はきつかろうて・・・。と思いました。
そういえばチェンマイ千尋もレンタルサイクル借りてたんですが、後ろの荷置き部分もサドルになってていいなーと思いました。日本では二人乗り自体禁止されてるから無理だけど、ああいう形の自転車だったら二人乗りらっくらくだったのにな〜。こんな所も文化の違いなのかな。
脱線ばっかりですみません。


スコータイに到着した二人。エーンの案内で遺跡の中を巡り歩きます。よくテレビなんかで見るエメラルド寺院とかと違って、巨大で質素な仏像が並んでた。そして仏像のお顔もお国柄が出るのだな〜とちょっと感心しました。タイの仏像は全体的にこゆい感じがする。そして日本の仏像に比べて表情が豊かかな〜と。
仁王像とか強面の像は平気なんですが、奈良の大仏を代表してあのとり澄ました表情の仏像が大変苦手なので、タイの仏像の方が好きかもしれないと思いました。いや・・・巨大だから下から見たらまた雰囲気変わるんだろうけど。少なくとも色んな角度で見れるのはいい。そして色んな角度から見ても大仏だけはいけ好かない。(罰当たりなのは承知の上です)
踊りの神様(だったかな?)の前で、バンコクにオーディションを受けに行ってた事、そして落ちてしまったことを話すエーン。
夢を掴むのは難しい、でも自分は踊りが好きで、自分の踊りで人を幸せにしたいと語るエーンに黙って考える裕樹。
小さい頃初めてここで踊ったと池のほとりに案内され、エーンの踊りを見て、誘われるままに自分も踊り出す裕樹。
ちゃんと踊れていたよ。と、最後の一歩の背中を押されて、漸くわだかまりから解放された裕樹は踊り出すのでした。世界遺産をバックに。
すっごく格好良かった。きれいだった。
やっぱりマサの踊っているところが好きだなーと思うのと同時に、ステージだけじゃなく、こんな風に野外で踊っているマサも見たいなと思いました。
いつか長野で星空をバックに踊ってくれたりしないかな。すっごくステキだと思うんだけどな・・・・。
この時、無音の中で踊っていたらしいので、それであそこまで動けるって凄いんじゃないかな。音楽とか流れてたのかと思ってたので、トークで「無音」と聞いて驚きました。
あとカメラアングルが・・・カメラアングルが・・・。どうして腰をアップで撮るんだろう。シャワーシーンよりもやらしい感じがして思わず「ひっ」ってなりました。とんだセクハラだよ!
マサのフェロモン駄々漏れで、たいへんおいしゅうございました。ごちごち。
すっかり立ち直った裕樹は、エーンのお店を訪れて花束と、お守りを交換します。
何か名残惜しそうなエーンの表情に「お?」と思いましたが、鈍いのか裕樹はスッキリ立ち去ります。ちょっとはこっちも「お?」ってモノを見せて欲しかった。べたべたの色恋ものは苦手だけど、ほんのりとかは好きなんです。ほのめかす程度でいい・・。あと涙はいらない。(我が儘)
最後のバスの中の引き締まった表情が好きです。多分冒頭くらいに書いてるけど最後にも書いておく。あのキリリッとした表情が好きです。




チェンマイ同様、限られた時間の中なのではしょってるなぁって部分はちょいちょいあったけど、チェンマイほど複雑なお話ではなかったので見やすかったです。
あと何を言っても泰ちゃんがいい味だしてて、所々で笑わせてくれたのが楽に見れた秘訣かと。
マサが一人でうんうん唸って迷走しているドラマならこっちも見るのつらかったと思うんですよね・・。チェンマイはほんと市川さん孤独だったろうな。日本人の子いるけど幽霊だしな。
二つともそれぞれ面白くて、他の二つもオンエアで見てみたいなと思いました。深夜だから忘れず録画予約しとかなきゃね。
あと、今回の上映会では特別バージョンで長いものを放映したそうです。どこが違うのか、意識しながら見てみるのも面白いだろうけど、きっと私にはわかりません。プリミティブな脳みそって悲しいね。




予想以上に長くなった。
ここまで読んで下さった方、ありがとうございました!