boti-poti

観劇、LIVE覚書

NINE

映画「NINE」観てきた〜。
ホームズとどっちにしようかな〜と迷ったけど景気づけに一発派手なの観とこうと思ってこっち選んで正解だった!!
ど派手〜なCMと元がミュージカルってことで期待はしてたけど、それ以上でしたv


とにかく女性陣が格好いい!
冒頭のミュージカルシーンで主人公に絡む女性達がそれぞれ登場するんですが、それぞれ「お。おぉ」(前のめり)って感じの演出がされていて、ストーリーの先で彼女たちがどんな風に登場して主人公に絡むのかなと期待させてくれます。
映像も本当にミュージカルを観ているような気分にさせてくれる上に、舞台を観るときにはできない遠近両得鑑賞ができるってなんて素晴らしいの!!
これが「映画用」に作られたミュージカルか〜〜とときめきました。
前に劇シネを観てもイマイチ舞台の臨場感が味わえなくてしょんぼりだったので、これはいい!と心の中で拍手喝采です。
心の中でと言えば、曲も歌もよくって、「足がうずうずする」ミュージカルだったんですね。で、曲の終わりに思わず拍手したくなって、でも映画館だからそれは・・・と思いとどまって毎回曲終わりごとに心の中で拍手してました。
ミュージカルシーンになる度につま先リズムとったり、肘掛けに置いてる腕がむずむずしたり。楽しかったけど色々つらかった(笑)
レイトショーだったし、地元の駅前ムービックスだったのもあってお客は私をいれて10人足らず。
もっとお客が多ければ拍手喝采な映画館もあったのかな?
映画館で拍手がおきたのは踊る大捜査線ザ・ムービー1の時くらいだったなぁ。(ちなみにミュライブビューは大人しく観てました)


ミュージカルシーンの女性陣はエロかったり肉食系だったりで目の保養〜。
貞淑な妻も最後は肉食がおーで「わっふぅ!」でした。ブラをぽーんと脱ぎ捨てたときは「是非正面からお願いしたい」と思ってしまったわ。
ドスのきいた歌声とパンチの効いた曲。バラード系でも何故か(笑)力強い女性の歌声に、あー時代は「肉食女子」なんだなとしみじみ感じました。
あーでも可愛いのもあったんだよ。プレスの若い女の子が歌うのがキッチュでかわいかったな。
ディスコミュージックっぽい曲にあわせてスーツのメンズモデルがキラキラスパンコールなキャットウォークを颯爽と歩くダンスシーンは派手さが見ててきもちよかった。
最初の彼女の網タイツパープルピンクなシーンも好き。
最初はぎょっとしたけど、すっごいセクシーな仔猫ちゃんがシーツの上でにゃんにゃん言いながら誘ってる感じ。歌詞の日本語訳もたいがい挑発的な内容で、それを電話で聞かされて枕抱いて悶えてる主人公がおかしかった。
あと主人公の幼少期のシーンで、お金を持って砂浜のほったて小屋に住んでるジプシー(?)に会いに行くんですが、小学生から中学生くらいの男子数人で小銭持ち寄って何すんだと思ってたら、そのジプシーにお金渡してですね、ええと、エロいダンスを披露してもらってました。
ちょうどそーゆーのに興味あるお年頃だもんな!!
しかしその雌ライオン的な風格ある美女のダンスもかっこよかったんだ。砂浜の砂をがつっと掴んで、目の高さからさらさら〜と落とす。曲はスローだけど歌声がドスきいててかっこいい。
場所が砂浜からステージに変わったら今度は真っ赤な衣装を身につけたお姉ちゃん達も出てきて更に賑やかに。
ステージにも砂がまかれてて、それを蹴り上げたり掴んでまき散らしたり。最後はタンバリンを取り出して、砂が零れるタンバリンをみんなでばんばん叩くのですよ。
腰で、尻で、内腿で!!!うぉおおおおおお!!!なんで私男子にうまれなかったんだろおおおおおおお(落ち着け)
ママとのシーンではモノクロの画面が雰囲気あってよかった。
蝋燭の炎がゆれる燭台がステージに所狭しと置かれていて、その間を子供の頃の主人公と今の主人公が代わる代わるママの手を取り踊るというようなシーンです。
ママ格好いいんだ。ママとあと衣装担当のおばさまが格好いいんだよ〜〜。恋するベーカリー観たときも思ったけど、どうやったらこんな風に格好良く年を取れるのかしら。やっぱり中身からっぽじゃぁだめよねぇ、などと自分を振り返って落ち込むこと数回。いや、考えないでおこう。(そもそもそれがダメだお前)
その衣装担当のおばさまのシーンはショータイム!でした。
キラッキラのラメラメ衣装(水着)に羽根をつけた女性達がくりひろげるレヴュー。
はじめはモノクロだった画面に少しずつ色がついていって、最後は極彩色です。きらっきら〜〜〜銀吹雪も散っちゃうよ〜。
この衣装担当のおばさまが普段着てる衣装がちょっと好みでですね。最後に主人公と河川敷を散歩してるシーンで着てたコートがとっても欲しい。でもお高いんだろうな〜〜。エンドロール見たらフェンディとか出てたよ。他は何のロゴかすらわからんが全てブランドもんなんだろう・・・。




しっかし映画でも楽しいけど、これ実際舞台で観たらまた違うんだろうな。
海外とかとてもじゃないけど行ける気しないけど、もし本場で観れるなら観てみたいです。
ドリームガールズみたいに日本に来たりしないかしら。あれも気になってるんで大阪にこないかな。と待っております。(日本から大阪へってどんどん限定されとるやないか)
は〜。しかし沈みかけてたつーかずぶずぶに沈んでた気持がかなり晴れました。
スカッとする映画だった!!!
元がミュージカルだからか、ストーリーを自分で追ってね。って感じじゃなく、一々歌やモノローグで説明してくれるのもよかった。(笑)
頭使わなくていいからね!!主人公がほんっとへたれで、イタリア男って〜〜〜と思わずにはいられない。
あ、でも頭の形は好みだったな。頬骨があまり出てなくて後頭部が出てる頭蓋骨の形が好きです。
あの後ろにでっぱった頭の形で禿げた髪がぴよっと跳ねてるのツボなんだ〜〜かわいいよね!
字幕版をみたけど言葉のチョイスも好みでほんと見て良かった。
海外の書籍や映画は翻訳がだめだとおもしろさ半減どころか「無理です」になっちゃうからね。
いやしかしよかった。
CD出てるのかしら、出てたら欲しいな〜。DVDも欲しいけど、我が家のちっこいテレビではあの迫力はないな。でも衣装とかももっかいみたいから買っちゃうかも!