boti-poti

観劇、LIVE覚書

在処

ようやく金銀をまともに観まして。
やっぱり。というか、うん、やっぱり。すごい感傷的になったわ。
なんだろね、この、寂しいとか愉しいとかプラスなのかマイナスなのか是なのか否なのか晴れてんのか曇ってんのか寒いのか暑いのかわかんない感じ。
もう喩えすぎてワケわかんない感じ。
でも寂しいからってそれが負かというと違ってて、それはむしろ正で。でもやっぱり寂しくて、何かちょっと泣きそうになる。
フランダースの犬とかあらいぐまラスカルの映像を見た時に似てる。
うる星やつらとか究極超人あーる見た時にもある。
ふいに胸の内を撫でて、吹き去ってしまう風みたいなもの。
心がざわざわする。
懐かしさなのかなぁ。
でも、サンバ初演以前のDを私は知らないわけで、懐かしいってのはおかしいよなぁ。
もっと前からDの事知れてたら良かったなって思うことはあるけど、多分、結成当初にDのステージ見てもハマってなかったと思うんだよね。
お芝居見るのは好きだけど、ダンスに興味あったかって言うとそうじゃないし、どっちかというと好きな系統でもなかったし。
むしろアングラ物にアレルギーがあったから、「うわぁ」ってなってたかもしれない。
テニミュを見てステージ上で完成されていく形態に慣れたって言うか、慣らされたって言うか、あーこーゆのもアリなんだなって視野が広がって、そこでアングラに対する視点がちょこっと変わって、Dを受け入れる素地が私の中に出来たんだと思う。
サンバ観た時は衝撃的だったもんなぁ。それまでマイナー傾向やアングラに偏見持ってた自分から一転、どうしたってくらいグイグイ惹かれた。
あとメンバー脱退とかグループ内でドタバタするのがすっごく苦手だから、最初から知ってたらきっと5年の間に冷めていたと思う。
だから、まあ。巡り合わせって点ではすごく良いタイミングでDを知って、だから今でも好きが続いてるんだろう。
でも。なんだよなぁ・・・
この、ざわざわ。っていうか、ソワソワ?
これ、何だろう。
新吾さんとリーダーのコンビネーションにすごく胸が熱くなる。
皓ちゃんはサンバの時からしたらすっごい飛躍したなぁって思うし、類TAKAはすっかりDに馴染んでるし、利さんは変わらず安定のポジションだし、泰ちゃんはたまに大丈夫かなぁって思うけど頑張ってる姿を見るとかわいくてたまらなくなる。
私にとってのDはこの7人プラス原さんだから、やっぱり寂しいって言うのとはちょっと違うんだけど、なんだろうなぁ
わかんないなぁ
でも決して嫌な感じじゃないから、このざわざわをマイナス感情と間違わないようにしなきゃなって思う。
すごく、静かに、静かに、何かが沁みこんでるのかも。
きっとすごく後になってから、これだったのかぁってわかるのかもね。